Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

成分作用がわかるとアロマはもっと楽しくなる♪精油の化学と仲良くなろう♪♪

フェノール類

2018.03.02 09:19

ベンゼン環という骨組みの炭素に水酸基(-OH)という官能基がついた芳香分子のグループです。

皮膚刺激が強いとされるグループなので、この成分が多く含まれている精油を肌に塗るときには濃度を低くしましょう。特に子どもや高齢者、お肌が弱い方、妊娠中の女性などは使用を避けたほうがいいかもしれませんね。


クローブのオイゲノールやオレガノのカルバクロール、タイム・チモールのチモールなど、芳香分子名の語尾は「~オール」です。

主な作用

抗寄生虫作用

抗菌作用

抗ウィルス作用

抗真菌作用

強壮作用

刺激作用

免疫刺激作用

加温作用


こんなことに使えそうです

とにかく「抗感染」が得意なグループです。

抗菌作用、抗ウィルス作用、抗真菌作用は、それぞれ、細菌の増殖を抑制する作用、ウィルスの増殖を抑制する作用、真菌の増殖を抑制する作用です。

抗菌は細菌性感染症の予防やケアに。

抗ウィルスはウィルス性感染症の予防やケアに。

抗真菌は真菌性感染症の予防やケアに。

ひとくくりで「感染症対策」と考えずに、分けて考えるとより効果的かと思います。


抗寄生虫作用は、消化管内に寄生する虫を駆除、または予防する作用とされていますが…寄生虫がいるとわかったら病院へ行きましょう(そもそも寄生虫がいるかどうか病院に行かないとわからないと思いますし)。


強壮作用も刺激作用も、心身を刺激活性化、強化するという感じの作用。

免疫刺激作用は、特に免疫グロブリンA(IgA)と免疫グロブリンM(IgM)を増やして免疫を刺激する作用とされています。

心身ともに疲れている…そんなときや、心身を活性化させることで免疫アップを狙うといった使い方がありそうですね。


加温作用は毛細血管を拡張して血行を促すことで体を温めるというもの。

冷え対策に良さそうです。ただし、濃度に気をつけて使ってくださいね。


※精油はあくまでもセルフケアの範疇で収まることに使ってください。体調が思わしくないと思ったら、まずは受診して医師の診断を受けましょう。