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景色のつくりかた

インタビュー NO. 6:ニエト アルベルト

2022.10.22 10:00

ーそれでは簡単な自己紹介をお願いします。


ペルー人と日本人のハーフで、10歳の時に大阪に来て、現在東京在住です。


ー自宅に美術作品を飾ってますか?


はい、飾ってます。


ーどのような方法で飾っていますか?


平面を壁に、立体はリビングの机。

作品は平面のみ、自分と他人の作品両方飾っている。

買ったモノは9割、良く作品を買う。


ー作品をご購入されることも結構あるのですね。


買う作品の大きさはA3ぐらい、油とドローイングを良く買う、版画は少ない

飾る場所は壁に立てかけている


ーまとめて同じ場所に飾られているのですか?


飾ると置くのはどうか→釘を打って展示している


ー他の作家さんですと、賃貸の関係もあるとおもうのですが結構空間を使って飾られているのですね。ギャラリーに近いイメージでしょうか。


ー次の質問はご自身の作品についてなのですが、アルベルトさんは自分の作品が、どのように飾られるか想定して作品を作りますか?


作ってはないです!


ー基本は平面作品を作る作家なのでしょうか。


特になく、自分が作りたいモノを作る、木版画やドローイングを描く。

A4くらいの作品を作っている、自宅で作品を作る。


ー日本の住空間では飾りやすそうなサイズですね。ただ、大学卒業後の作家さんは、自分の作品サイズと制作スペースはやはり強い関係性がありますよね。


自分の制作スペースと作品サイズが変わる。

大きさについてのこだわりは今は特にない。


ーインテリア として芸術作品を考えられますか?絵が飾ってある空間とは、どんなものをイメージしますか?


まあ考えられる、インテリアとしては作ってないが作品を買う時はインテリアとして考えている。

作品は作家のてから離れると全くかわる、作品、投資、インテリアと先の場所で変わっていく。


ー作品に対しての作家の意思にかかわらず、その先の場所の役割を与えられるのは気にしていないということでしょうか。


作る側のコンセプトはあるがお客様は選べない。


ー別の質問の様になってしまいますが、アルベルトさんは絵が飾ってある空間とは、どんなものをイメージしますか?


理想の空間、自分の好きなモノが飾ってある空間?魅力的な、え―と日常的な空間になってないといい!


ーなるほど。魅力的で非日常な空間になるために、作品を飾ることが貢献できると良いですよね。本日はインタビューのご回答誠にありがとうございました。


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ニエト アルベルト NIETO Albert

1984 ペルー生まれ
    大阪育ち
2013 京都精華大学メディア造形学科版画コース 卒業
2017 東京藝術大学大学院美術研究科修了

​《展示歴》
2022 ぎゅっと離すまたは​集まれ(ギャラリーそうめい堂)
2019 WOOD LIKE(3331CfSHE Gallery)
2019 目を閉じて、見る(B-Gallery)
2018 ////gift(ed)////(Altenative Space)
2018 Ecafe×shop CUATRO OJOS(月出工舎)
2016 Die Angewandte(ウィーン応用大学)
2015 NIETO×KAWAMURA(YOSEIDO GALLERY)
2014 第6回G-8(東京・京都アートゾーン神楽岡)

《収蔵歴》
町田市立国際版画美術館