アンフィテアトロ・カストレンセと小さな教会 Anfiteatro Castrense
2020.09.07 05:57
現在教会の植物園となっているローマ帝国時代の競技場跡が興味深い。円形劇場の遺構を利用して建てられた小さな教会もある。
ローマ共和国時代
紀元前42年~紀元前38年
★ ウァリイ庭園 Horti Variani
セウェルスの家系であったウァリイ家の邸宅が建っていた場所を、メチェナーテが改造した。3世紀頃にはウァリイ庭園(Horti Variani)と呼ばれていた。
218年から222年頃
ローマ皇帝セプティミウス・セウェルス帝 (Settimio Severo)やヘリオガバルス帝(Elagabalo)がこのゾーンを改造し、アンフィテアトロやウァリイ競技場、ニンフェウムなどを建造した。
★ ローマ帝国時代の円形競技場 アンフィテアトロ・カストレンセ
218年から222年頃建設。“カストルム”は皇帝の宮殿を意味する、皇帝のための劇場を建設。長い方が88m~75,80m。3500人収容可能であった。周辺には待機場なども建設。
上の写真が正面玄関で、入り口が4つあった。カストレンせ通りから外観の遺構が見れる。
★ サンタ・マリア・デル・ブオナユート教会
Chiesa di Santa Maria Del Buonaiuto
現在
★ サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ聖堂の修道院の畑
現在は円形劇場内は修道院の植物園や畑として使われている。
予約をすれば見学可能。
写真集
ノラ通りより
ブログ
2020.09
参考
Wiki
インペーロ・ロマーノ
ローマ市HP