幻想

スラム街で生まれ育ち ガラクタの中 息をする

ある日突然やってきた 綺麗な服を着たお姫様

夢はあるかと聞かれても未来は夜に滲む

美味いものをたらふく食べて ヴィンテージのワインを開けて

幻想が空に溶ける 目を開ければそこには 変わらぬ世界

俺たちの未来なんて スリか盗賊になるくらいで

この夜みたいに真っ暗だ 疑う意味も無いほどに

生まれた場所が違うだけで どうしてこんなに…

夜になっても明るい街で 君とずっと時間を止めて

だけど君と俺とじゃ なにもかも違いすぎて月も笑ってる

硝子玉で作られた指輪を君に渡したいけど その指には

何倍も豪華で綺麗な輝きがあってポケットに戻す

気がつけば朝になって 何で今更こんな夢を

あの後俺はどうしたっけな？寝ぼけているのか 思い出せず

美味いものをたらふく食べて ヴィンテージのワインを開けて

幻想か現実か 目を開ければ "そこ"には輝く硝子玉

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