報連相をしなかった代償
「報連相をしろ」
あなたも一度くらいは
上司に言われたことがあるかもしれない。
ただ、報連相が苦手だという人は多い。
「どのレベルからすればいいかわからない」
「絶対怒られるからしない方がいいかも」
理由は様々でも、結果的に
必要最低限の報連相しかしない部下
というのはいる。
現に自分もそうだった。
ただ、報連相をしないということが
実は損な行為だったと気付いたのは、
初めて部下を持ってからのことだった。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
常に報連相をしてくる部下、
全く報連相をしない部下、
僕は両極端な2人の部下を
受け持つことになった。
その2人を見比べた時、
少しずつ報連相の本質が見えてきた。
常に報連相を来てくる部下の場合
決して説明が上手いわけでない。
話の結論が分かりづらく、
報告なのか、連絡なのか、相談なのか、
理解するまでに時間がかかる。
「ちょっと」と言って始まる話が
「ちょっと」で終わることはほとんどなく、
そこから1時間話を聞くというのはざらにあった。
しかし、
いくら分かりずらい話で、
いくら理解するのに
時間が掛かったとしても、
常に報連相してくることに対して
「仕事に対する姿勢」
というのが見て取れる。
上司も人間であり、
頼られるというのは悪い気はしない。
全く報連相をしない部下の場合、
上手い下手の問題ではなく、
とにかく報連相自体をしなかった。
ここで一番の問題となったのが、
「今どのような状況か全くわからない」
「何が分からないのかわからない」
ということだった。
上司は、部下と同じ目線で
仕事をしているわけではない。
その為、
今部下はどんな状態なのか分かりにくい、
だから気になって仕方ないのだ。
仮に、
仕事が予定通り進んでいなかったとしても、
とにかく状況が把握できれば
対策が打てるから、
上司は安心して任せられる。
そこで報連相がなく
状況がつかめない状況であれば、
常に不安感がつきまとう。
例えるなら
帰りの遅い子供に対して
「連絡しなさい」
と叱る親と似ている。
また、報連相が少ないということは、
単純に会話が少ないということでもある。
どんなに部下に対して
公平を心がけていだとしても、
やはりコミュニケーションの
多い部下と比べると、
何かを任せようとなった時、
必然的にどちらを優先するか決まってくる。
そんな2人の部下から報連相の本質は、
「信頼を得ること」
に繋がると教えられた。
言い換えれば報連相は上司との
コミュニケーションツールであり、
一度上司の“安心”を掴み取っていれば
いちいち上司から
仕事の進捗を管理されることはなくなる。
人と接する上で、
相手の気持ちを考えられると
物事は上手く進む。
もし、
上司に管理されるのが嫌だ、
自由に仕事を進めたい、
そう思う人がいるなら、
まずは報連相を徹底することから始めると
上司の信頼を得る事ができ、
本当の自由を手に入れる事が
できるのではないだろうか。
では。