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第173話:ブラフマーが少年と牛を盗む(17):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.03.04 00:16

つま先から頭頂まで、

体のいたるところが新鮮で繊細な

トゥラシーの葉の花輪で飾られています。

それは、最も偉大で敬虔な活動、

主の聖なる御名を聞き唱えること、

によって主を崇拝することに

専念している献身者の捧げたものです。


純粋に微笑むこのヴィシュヌたちの姿は、

冴え渡る月光にも似ています。


まるで情熱と女神がなす様に、

赤みがかった瞳の横目の一瞥で、

自身の献身者の望みを増やして保護します。


最も取るに足らない生命体に降誕した、

4つの頭を持つブラフマーから来た、

動くもの、動かぬものを含めた全ての生命体は姿を持ち、

それぞれに能力に応じた異なるヴィシュヌのムルティ(神の姿)を、

様々な拝む目的から、

踊ったり歌ったりして崇拝します。



…つづく

(10巻13章49-51節)