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Hitoriya naide!

母を憎めない一番の理由*(加藤)

2018.03.04 00:33

おはようございます。

今週のスタッフブログ担当 加藤 です(^^)/


昨日は「ひなまつり」でしたね^^

大人になるとあまり意識しなくなるこの日ですが、

昨日の朝、精神科病院に入院中の母から電話がかかってきました*


今日はその電話のやりとりで気付かされた、

「母を憎めない理由」について綴ろうと思います。


※補足情報:子どもの立場の中には、たとえば『 人に頼ることを苦手としたのは親のせいだ!』と、親を恨む声を聞くことも多いです。



昨日の電話☎✨


「あ、えりちゃーん♪ ぐっどもーにん♪ えりちゃんのママですよ~(^O^)」


と、開口一番。。

↑に関しては、母のいつもの謳い文句。笑


まるで、小さい子どもをあやすような謳い文句です。。

私が思春期の頃はよく、

「いつまでも子ども扱いしないで…!!」って怒ってました。(笑)

今は恥ずかしいことは恥ずかしいけども、

【これが母】

と割り切れてます。(´ω`)


その後、

母「今日は3月3日。ひなまつりよ~('ω')」 

私「うん、知ってる」

母「ひなあられ食べたー?ちらし寿司たべたー?」

私「ちらし寿司は食べたよ」

母「そっかぁ(^O^)ママは今日のお昼ご飯でちらし寿司が出んねん~」

私「ふ~ん('ω')」

母「家にあったお雛様かざってるー??」 

私「実家にはあるけど、今の家(嫁いでからの新居)には持ってきてないよ~」」

母「ほんと??どうしてももっともっと、どうしてももっともっと、保証できる??」

※「どうしてももっともっと…」=母の口癖

私「うん(^^;」

母「あれは女の子、子ども、えりちゃんが出来たから嬉しくて、ママとパパで買ったんよ~(^^♪


このとき思った。


過去に色々あった病気の母を憎めないのは

どんなに小さい子扱いされようと、

「たった一人の子ども」として大事に育てた、と

ちゃんと言葉にして愛情表現をしてくれるから と思ったんです。*


これはあくまで主観ですが、

統合失調症を患う方って、良い意味で「心が純粋な方」が多いように感じます^^

(もしこの言葉で傷ついてしまった方がいたら申し訳ございません💦)


『心が純粋=だからこそ病気になってしまった。。』って

自分のことを卑下する方も中にはいると思うんですが、

私が思うに

”正直に自分の思いを言葉で伝える” って中々できないことだな、と。*


特に私みたいなツンデレタイプには、

偽りなしに『羨ましいな…*』って本気で思います。


ないものねだりかもしれませんが、

自分の思った感情をそのまま表現できるって凄いこと。


━私もそうなりたい・・・( ;∀;)!!笑



・・・このように書くのも、

実はおととい、

横浜市戸塚のフォーラムホールにて講演会に登壇させて頂いたんです。


テーマは

セルフヘルプグループにおける「ともに生きる力」✨

…ということで、

ひとりやないで!を立ち上げたきっかけや

若い世代でも参加しやすい「家族会」運営の工夫。


今の日本における、

病気の親元で育つ「子ども」の立場への支援がなかなか行き届いていない現状や

求める支援についてお話させて頂いたのですが


その質疑応答の中で、

統合失調症を患っていても結婚や出産は可能かと思いますか?との質問がありました。


私はあくまで「子供」の立場として

「周りの理解・支援さえあれば ”可能” だと思う」

とお伝えしました。



が、それ以上に昨日のママさんとの電話で、

「病気の親でありながらも、子どもに伝わる愛情表現*」

が、なにより一番大事なのではないかと思いました。


これも私の主観ですが、

病気でありながらも必死に愛情表現してくれる。


その裏には、もしかしたら『 分かってくれないかもしれないけど…』いう不安を抱えながらも、子供に発信しているのかもしれない。


そう思うと胸が痛いし、病気により行動に示せなくても、不器用なりに言葉で伝えようとしてくれている母のこと、憎めるわけがありません。*


どんなに過去に腹立つことや大変な出来事があったとしても、子である私は許せています。



━なんといいますか、不思議ですよね。

いや、当たり前かもしれない。。(どっちだよ)


年月はもちろんのこと、

母とどれだけ関わるかによって、

母に対する思いや気持ちも変わるし、気づくことも多い。


以前、おなじ子向け家族会を運営されている

とある大学教授の先生が

「語りの大切さ」について記してくださっていたのですが、

今回のことで改めて実感。


子どもの立場の思いが詰まった体験談は

”その時々で更新されていくもの” あって、

だからこそ「語り」って大事なんだなと心底思いました。



長々とすみません。。笑

つい語りすぎてしまいました。。



最後に一つだけ・・・!


昨日の講演会に駆けつけてきてくださった

━支援者・当事者・新聞社などのメディア関係、一般のみなさま。

そして、

━いつもひとりやないで!に来ていただいている常連のみなさま。

また、

━同じく関東圏で子供の立場として家族会を展開されている一部のみなさま*


お話聞いて下さりありがとうございました*



常連さんに関しては

「(講演会)行きますね!」の声を聞いていなかったため、

休憩時間に私のもとへ駆け寄ってきてくださったときの嬉しさやサプライズ感。

なにより安心感!! 半端なかったです♡ 笑



そして

”現役”の子供・生徒に携わる、教育現場のみなさま…!!*

「病気の親元で暮らす子ども」への支援の大切さに気づかされましたという声、

とても嬉しかったです。


子どもの立場とはいえ、

成人した子供の立場以上に最も支援が必要なのは

”現役の子供の立場”のこどもたちです。*


なにか力になれることがあればぜひ協力させていただきますので、

今後も遠慮なくお声かけ頂ければと思います。



長くなりましたがこの辺で...*


p.s.4月のお花見、まだまだ募集中♪ たくさんのご参加お待ちしております☆


加藤(もみこ)