1点の重み。
中3から中途入塾してきたグループは、
他の子が英語の演習をしている
最中に別メニューです。
そもそも勉強が苦手という以前に
学習習慣から成り立っておらず、
愚直に基本問題から何度も
反復させながら、分からない問題に
印を入れさせ、繰り返し3回ずつほど
解説を入れまくり、あとは
自学ノートで何度も復習させる、
というリズムがやっとできてきました。
私は、よほどのことがなければ
この次元の子は受け入れません。
ただ、体験に来た段階で
「なんとかしたい」という気持ちが
感じ取れたので、
受け入れることにしました。
結果として、よくこの子たちは
頑張っています。
今までほとんど何もしていなかったので
成果が出るのは3ヶ月か4ヶ月か、
悪くて入試直前かもしれないなと
思っています。
今は、試験範囲を見て、
明らかに得点できそうなところから
片っ端からやる、ということを
実践しています。
「言っとくけど、一生懸命やってる
この内容、本番に間違いなくできて
やっと1点とか2点だからね。
計算ミスとかあれば、努力が
1点にもならないこともある。
でも、その1点とか2点を
10回積み上げたら
10点とか20点上がるし、
20回積み上げたら
20点とか40点上がる。
40点も上がれば順位は
50番とか60番とか上がる。
1点を馬鹿にしないでね。
逃さず、今与えてること、
騙されたと思って一つ一つ
繰り返して欲しい。
身につけていることが全て
点になるわけではないけど、
狙って点をとりにいくことは
できるし、成果が伴えば
楽しくなるから。」
もっと、もっとと
要求するエネルギーは、
他をも感化します。
今の中3は、能力はそれなりに
あるのですが、エネルギーには
多少欠けるところがあります。
そんなところを補填してくる、
努力によって成果をなすような
爆発を見たいなと、
彼らには期待をしているのです。
もう10月に入り、
肌寒くなってきました。
ここからが、受験期の全盛期です。