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20 minutes~短編戯曲配信所~

閲覧注意!その2

2018.03.10 08:00
前回は「矛盾させる」「もじり」「長めのタイトル」について書きました。

その1を読んでない方はこちらからどうぞ


まずは前回少し触れたタイトルリンクについて。


タイトルリンクさせる
「タイトルリンク」とは字のごとく、タイトルと関連性、繋がり(リンク)があるかどうかです。

リンク先は勿論物語そのもの。

タイトルが「喫茶店」なのに肝心の話が図書館の中で起こる話だと、わけがわかりませんよね。


極端なところで言うと、そういうことです。

昔見た劇で『赤い目(仮)』というタイトルの作品があり、特に劇中「赤い目」に関するものは特に出てきませんでした。

当時の演劇仲間ともその話をし、結論は「この作品を観た観客が目を腫らして泣いて、目が赤くなるってことじゃ?」ということになったのですが、正直府に落ちませんでした。


なぜなら、必然性がないからです。

感動して目を赤くするなら、他の作品にも当てはまることで、タイトルとしてはイマイチ捻りがないかなという印象です。


必然性のあるタイトルをつけることで、タイトルと物語はリンクし、より完成度の高いものになります。


二重の意味をもたせる
例えば「かける」と平仮名表記にして「書ける」、「賭ける」、「駆ける」…など。

「乗らない(否定)」と「乗らない?(誘い)」など。


日本語の面白いところで、ニュアンスや状況、漢字が違うだけで意味が変わります。

その特徴を生かして2重の意味をつけさせると、観客は物語だけでなく、タイトルについても帰り道の話題にしてくれるかもしれません。


最後に

ひとまず以上です。

思い付くままに書いたので、今度「その3」が出るかもしれません。


物語もタイトルも、細部まで仕掛けを入れておくと、分かる人には分かる、読めば読むほど面白くなる作品が書けるかもしれません。


この記事が少しでもそのきっかけになればと思います。

それでは。


おわりっ!