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日々の暮らしと防災

2022.08.23 02:00

毎年9月1日は防災の日。日々の暮らしの中での防災、皆さんはどのようにされていますか?

こんにちは。source storeのMです。

地震、台風、ゲリラ豪雨・・・最近ではこれまでになかったような自然災害が多く発生しています。ニュースなどを見たときには意識が高まるものの、実際の経験がないとついおろそかになりがちに・・・。起きて欲しくない災害ですが、被害を最小限に抑えられるように対策だけはしておきたいものです。


まずは家の中の点検を!


大地震が起きた時は「家具は必ず倒れるもの」と考えて対策をしておく必要があります。震災を経験した友人は寝ている頭上をチェストが飛んだと表現していました。

レイアウトを工夫

転倒防止策を!

家具が転倒しないように壁に固定しておく、寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かない、なるべく背の低い家具を選び部屋の重心を下げる、倒れても出入り口を塞がないようにしておくなど、家具のレイアウト変更や転倒防止対策といった基本的な安全対策が有効です。

■寝室


手の届くところに!

ドレッサー周りは常に整頓

寝室内の防災対策に加えて、寝室からの「安全な動線」の確保も重要です。停電のことも考えて手巻き式のラジオ付き懐中電灯などが必須となります。視力の悪い私は、普段はコンタクトでも寝室では手に取れる位置に眼鏡を置いています。

また地震時にはガラスや収納物などが飛散している場合が多く、部屋の中でもケガをする危険性が高まります。ベッド下や、チェストタイプのサイドテーブル下など、さっと取り出せる場所に靴やルームシューズを準備して置くことをおすすめします。

睡眠時は特に無防備になっています。慌てないように心がけておきたいですね。

■キッチン


カトラリーなどは引き出しに

滑り止めシートを活用

キッチンには包丁やはさみなどの刃物類に加えて、瓶・ガラス・陶器といった割れ物がいっぱい。これらが散乱すると、とても危険なうえ、片付けにも大変な時間がかかります。

そのため、できる限りキッチン収納や食器棚の中にしまうのがベストです。収納するときは、瓶、缶、ボトル類などの重いモノは「足元収納」にすると良いですね。食器の滑り出しを防ぐシートや耐震ラッチなど、普段の生活にも役立つグッズを活用することも、無理なく防災を続ける秘訣となります。


備蓄にはローリングストックの活用を!



ライフライン停止中でも使える調理器具を!

習慣付けませんか

食料・飲料・生活用品など、実際に食料を備蓄しておくことはなかなか難しいものです。何がどれくらいあるのか、賞味期限がいつまでなのか、把握しておかないと、いざというときに役に立たなかったりすることも。

そんな時、習慣づけると良いとされている『ローリングストック』。防災用に特別なものを用意するのではなく、普段利用している食品類や生活必需品を少し多めに準備しておき、消費しながら無駄なく買い足していく防災習慣のこと。

最近では「ローリングストックのサブスク(定期便)」も多数あり、日頃から防災の意識を高めてくれる便利なシステムです。合わせてガスコンロや紙のお皿やコップ、お箸なども用意しておきたい備品です。


日常を工夫する!


普段の生活に取り入れられる、ちょっとした工夫もいざというとき役立ちます。

防災グッズは独立収納を!

頭上を守るのに使えます!

日頃からお風呂に水を張っておく、ポリタンクに水を保存しておく、冷凍庫は常に冷凍食材や水を保管しておくことで、断水や停電時に対応できます。

防災用品やハザードマップは、もしもの際にさっと取り出せるよう独立収納がおすすめです。普段使わないものだけに、どうしても目につかない奥にしまわれがちですが、ベンチ下や階段下のデッドスペースにカゴなどを設置して置いておくのも良いかもしれません。

普段はリビングでインテリアの一部として何気なく使っているクッションも、地震の時など、いざという時に頭上をカバーするのに役立ちます。

またペットを飼われている方は、普段からケージに慣らしておく、人や他の動物を怖がらないなどの、しつけも大切になります。保護されたときに身元が分かるように、迷子札を付けておくのも必要ですね。


毎日の暮らしの中で大切なことは、ひとりひとりがしっかりとした防災意識をもって、災害時にあわてず対応できるようになることです。防災について普段から家族で話し合っておくことで、いつ起きるかわからない『もしも』にも不安にならず、穏やかに過ごすことができます。まずは「防災は家庭から」を基本に考えてみてはいかがでしょうか。