HG ガンダムルブリス VS ベギルベウ レビュー 2022.10.08 05:09 今回のレビューは、1/144スケール ハイグレード より、“HGTWFM 01 ガンダムルブリス” と、“HGTWFM 02 ベギルベウ” です。 鉄血のオルフェンズ以来7年振り(第2期終了からは5年振り)、令和に入って初となるTV放送新シリーズ、“機動戦士ガンダム 水星の魔女” 。 その前日譚となる “機動戦士ガンダム 水星の魔女 prologue” に登場した“XGFー02 ガンダム・ルブリス” と、“CEKー040 ベギルベウ” が、水星の魔女のHGシリーズ(HGTWFM)キットの第1弾として発売されました。 ガンダムは、新作が発表されるたびになにかと紛糾しますが、今回もその例に漏れず、放送開始前から各種情報が公開されるたび、様々な意見が聞かれました。 僕はあまり積極的に情報を仕入れることはせず、あくまで本放送初見の感情を大切にしようとしていたのですが、それでもある程度の情報が耳に入ってしまうのは仕方ないところ。 とりあえず、女性が主人公の学園ものになるらしい(え!?)ことや、その主人公がタヌキ属性である(こら・・)こと、あとは続々と公開される新MSのデザインになんか既視感あるなぁ(厄介ファン)・・とか、結局いろいろ思いながら放送開始を待っていたわけです。 まぁ、直近のバンダイ絡みのロボットアニメというと、あの境界戦機の苦い記憶があるわけで、ちょっと警戒していたのは正直なところ。 本編が始まる前から前日譚が用意されてる展開も、まさに境界戦機じゃないか(あっちは外伝だったかな?)と、不安が増したりもしました。 その前日譚、prologueは9月4日からウェブ配信もされたのですが、僕は本編放送前週の地上波放送で視聴しました。 映像のクオリティはさすが。MSの戦闘シーンも迫力がありました。 そして肝心のストーリーは・・あれ? 思ってたより重いぞ。 え? ここから本編学園ものになるの? はい。実際に学園ものでした(笑)。 僕はどちらかというと古いタイプのガンダム好きだと思うので、正直なところ、混乱しました。 いや、ロボットアニメとしてはかなり出来のよい作品だとは思います。少なくとも第1話を見た限りは。 先の展開が非常に気になるのは確か。 ただガンダム作品であるという前提で見ると・・べつに宇宙世紀原理主義者ではないつもりですけど、いろいろぶっ飛び過ぎでは? と思ったのが本音。 ガンダムである必要なくない?(今さら・・) ガンダムと付かなければ、純粋に新しいロボットアニメとして楽しめるのに・・とまぁ、そんなふうに思うのも最初だけで、いつの間にか普通に楽しんでるんでしょうね。 というか、そうであってほしい。 まぁ、すぐ手の平返すからね、僕は(笑)。 Gガン初めて見たときも同じようなこと思った気がするし。 映像のクオリティ、戦闘シーンの迫力はprologueから劣化しているようには見えませんでしたし、ストーリーも、ガンダムシリーズでは∀ガンダム、ほかにもプラネテスやコードギアスなどで実績のある大河内一楼氏が脚本を担当していますから、十分期待はできるでしょう。 ぶっ飛んだ諸々の要素も、きっと納得できるものにしてくれるはず。 というか、意外と否定的な意見はあまり聞かないんですよね。 僕が目にしてないだけかもしれませんが、 今のところ、過去の新作放送時よりもはるかに好意的な反応のほうが多い気がします。 これが令和か・・ 長くなりました。 それでは、prologueに登場のMS2機、まとめてレビューしていきたいと思います。 キットはともにパチ組みに最低限の墨入れと付属のシールを貼ったのみです。 しかしまずは、水星の魔女におけるガンダムについて、ざっと整理しておきたいと思います。 どこか間違っていたらごめんなさい。 本作におけるガンダムは、GUND-ARM(ガンドアーム))の略。 当初は宇宙環境下での身体能力低下などを補うために開発された医療技術として、義肢などの延長線上で人体と機械を有機的にリンクさせるシステムとしてGUND(ガンド)が生まれました。 それを軍事用に転用したものがGUNDフォーマットですが、これは搭乗者への負担が大きく、生命倫理の観点からMS開発協議会はその開発自体を禁止。 GUNDフォーマットの開発者は魔女と呼ばれ忌避される存在となっているようです。 しかし、GUNDの研究組織であるヴァナディース機関では資金援助と引き替えにMS開発企業、オックスに協力してGUNDフォーマットの開発をしており、そこで完成したのが高い領域戦闘能力を獲得したMS=GUND-ARM、ガンダム・ルブリス。 結果として機関はMS開発評議会の監査組織、カテドラルの標的となり、特殊部隊ドミニコス体の襲撃を受ける・・という場面がprologueで描かれた本編前日譚になります。 それから本編となるA.S.(アドステラ・・水星の魔女における年号ですね)122まで、いったい何年が経過しているのか? というのもポイントだったりします。 prologueの事件が、いつ起きたことなのか明言されていませんからね。 まぁ、すでにいろいろな憶測が飛び交っているのですが・・ 僕は本編のなかで事実を知りたいので深追いはしません。XGFー02 ガンダム・ルブリス※正式名称は “ガンダム・ルブリス” のようですが、キットの名称では “ガンダムルブリス” となっていますので、表題などでは “・” は抜いていますのでご了承を。 オックス・アース・コーポレーションがヴァナディース機関の協力を得て次世代型ガンダムの試作機として開発した機体。 ということは、これ以前にもガンダムと呼ばれる機体はあったということなんでしょうね。 エルノラ・サマヤをパイロットにテストが続けられていましたが、GUNDとのリンクが上手くいかずに本領を発揮できないような感じでした。 ドミニコス隊の襲撃から逃れる際にエルノラの娘、エリクト(エリー)も一緒に乗り込むことになるのですが、そのときルブリスが覚醒。 圧倒的な戦闘力で敵を撃退し、その様子を見た幼いエリーは、「ロウソクみたいでキレイだねー」と無邪気に眺めるのでした。 その後の展開ついては実際に見ていただくとして・・ なんか怖いというか、重い、しんどい終わりかたでしたね。 そこからの本編のあれですから、ギャップが・・ まぁ本編でもいろいろな世界の歪みのようなものは見えてはいましたが。 さて、そんなルブリス。 なんというか、最近のガンダム(アナザー系)を足して割って、また別の要素もちょっと足して・・みたいなデザインだな、とは思いました。 ただ、プロポーションはけっこうムッチリしてるんですよね。ただの小顔脚長スタイリッシュという感じではないんです。 設定画はちょっとバランスが悪いかと思ったんですが、さすがに立体化に際して調整されたようですね。 それでも、各部肉感的というかなかなかボリューミーな感じで、そういう意味では今までにない雰囲気もあります。 この世界のMSとしてはおそらくシンプルな機体なんだと思いますが、デザインとしてはかなり情報量が多いですね。 ほぼ全身が白いところに差し色的に入るピンクが可愛らしいカラーリングだとは思います。そこは女性パイロットゆえ、でしょうか。 伝統のトリコロールではないですが、本編の主人公機ではないですしね。 頭部アップ。 名目上はガンダムですが、額にV字のアンテナはなく、代わりにこめかみのあたりから斜め上に伸びる突起があります。 本編においては額や頭頂部に生えたアンテナ・・角飾りなどにはある特別な意味付けがされているようなので、それもあってのこのデザインなのかもしれません。 マスクにへの字のスリットもないですし、いわゆるZタイプでもない。 Gセルフや鉄血に登場したガンダムなど、最近のガンダムに似た顔付きかなぁ。 胸部のデザインがフクロウの顔みたいに見えます。 色分けはほぼ成型色で再現されていますが、この胸部の目のように見えるセンサー(?)と後頭部のカメラ、膝アーマーのピンクはシール再現。 額のカメラとツインアイは成型色でも色分けされていますし、シールも用意されています。今回はシール貼ってます。 胸部上面にあるシェルユニットはGUNDとのリンク時の発光状態をインモールド成型で再現。 インモールド成型とは、パーツ内部のモールドに印刷するという技術で、実は 過去にBB戦士の武者ガンダム、輝羅鋼(キラハガネ)シリーズなどですでに採用されていたのですが、生産コストなどの関係で定番化することができなかったようです。 それが今回、いろいろな問題をクリアできたということで復活。 一部キットへの採用ではあると思いますが、水星関連キットのウリの一つになることは間違いないでしょう。 こちらがランナー状態。 裏側。 見る角度や光の当て具合によって表情が変わる、非常に美しいパーツになっています。 なお、通常の無色クリア成型のシェルユニットパーツも付属します。 これは裏面に非発光状態再現用のシールを貼った状態で、先の全身画像もこちらを付けています。 この裏面に貼るシールも特殊な仕様になっており、なんと裏側・・粘着面に模様が印刷されています。 こんな感じです。 上のものが発光状態再現用。下が実際に貼った非発光状態再現用です。 実はこういったシールも過去に採用されていたキットがあったそうなのですが、僕は知らなかった(あるいは忘れている)ので、なんとも新鮮でしたね。 ちなみにこのシール、RGのリアスティックデカールと同等のプラスチックシールで、先のカラー再現用シールも同じシートになっているので、光沢感がホイルシールのは較べものになりません。 ひょっとして、水星関連のキットのシールは全部こうなるのか? と思ったら、そうではなかった・・ なお、シェルユニット自体は簡単に付け換えることができます。 背面。 バックパックのデザインがかなり特徴的。 後述の仕様が前提ということなんでしょうが、なんかパーツ付け忘れたかな? と思いましたね。 バックパックは各部が可動します。武装類ビームサーベル バックパック上部左右のユニットに1本ずつ、計2本装備する近接武装。 ブルーのビーム刃はいつもの汎用パーツです。 保持には汎用の持ち手を使用します。 というか、今回ハンドパーツはその汎用持ち手が左右分付くのみです。 またか・・レシーバーガン 専用のビームライフル。 かなり大振りのライフルですが、なんか本体のデザインと合ってないんですよね。妙にオモチャ的というか・・ これもバックパック同様、ルブリスのメインギミックに係わるものゆえなのでしょうが、単体で見ると微妙ですね。 HGの限界ということもあるのかもしれませんが、銃口内部もおざなりですし。 射撃意外にも大振りのビーム刃を形成(ブレードオン)してビームブレイドとして近接戦闘にも対応します。 ビーム刃および後述のビットを取り付ける際は上下のパーツをスライドさせます。 また、非使用時はバックパック中央にマウントできます。 バックパックに付けてもでかいな・・コンポガンビットシールド GUNDビット(ガンビット)と呼ばれる次世代群体遠隔操作システムで構成されたシールド。 ほぼ白一色がいかにも試作型という感じ。 通常のシールド時は専用アタッチメントを介して前腕に装備されます。 3㎜軸接続なので回転されることが可能ですが、この軸パーツも前腕の接続面もちょっと角度があるので若干動かしにくいです。 シールドは7機のビット、ビットステイブに分離させることが可能。 各ビットにはビームキャノンとスラスターが内蔵され、過去シリーズのビットやファンネル同様のオールレンジ攻撃が可能になっています。 しかし、とても飛ぶような形状じゃないなぁ。 イメージとしてはダブルオークアンタのソードビットに近い感じですが、もうちょっとこう・・武器っぽい形状をですね? なお、各ビットには汎用スタンド等に使える3㎜穴などは空いておらず、ビット展開状態での手軽なディスプレイを実現するためには来年1月の “水星の魔女 ウェポンディスプレイベース” の発売を待たねばなりません。 いや、それは少なくとも本編主人公機のエアリアルと一緒に発売してよ・・ また、7基のビットのうちの2基がレシーバーガンと接続されることで高出力なビームを撃てるガンビットライフルに、 残る5基のビットはルブリス本体のバックパックおよび腰部リアスカート部に接続され、ルブリス自体が一般的なMSの域を超えた機動性を発揮するビットオンフォームにそれぞれ強化されます。 というわけであらためて、ガンダム・ルブリス ビットオンフォーム というか、出撃時はそもそもこの形態でしたね。 ライフルはビット装着状態でもバックパックにマウント可能です。CEKー040 ベギルベウ グラスレー・ディフェンス・システムが開発したMS。 ヴァナディース機関襲撃において、ドミニコス隊のケナンジ・アベリーが搭乗し、量産型ルブリスなどを圧倒しました。 GUNDフォーマットの開発を禁止する評議会所属の機体なので、GUNDフォーマットは採用されていないのだと思うのですが、それであれだけ動けるのなら、確かにGUNDフォーマットの必要性は疑問視され、逆に危険性が叫ばれるのは仕方がないことなのか? 全体的に鋭角で細身な本体に、触角のようのような大型のセンサー、翅、あるいはマントのようにも見える大型のフライトユニットを背負ったシルエットが昆虫的にも見えます。 初見で僕は、色味とかなんとなくの雰囲気でベルティゴを思い出したのですが、よく見たら全然違いますね。 あとから出てきたミカエリスのほうが、頭部の形状とかがそれっぽいかも。 各部に配置された楕円形のパープルのデザインにはクリアパーツが使われています。 色分けはルブリスよりは劣りますが、おおよそ成型色で再現。足りない部分もほぼシールで補完されています。 なお、こちらのシールは通常のホイルシールでした。 頭部アップ。 特徴的な逆三角形かつ扁平な形状はまるでカマキリのよう。 しかし中央の十字のセンサー(?)も含めて三つ目のようなにも見えるデザインです。メインカメラはどれなんだろう? それらの目に見える部分は縁の部分が中心部よりも濃いパープルなのですが、その色分けはクリアパーツの上から全体に貼るシールで再現するかたちになっています。 せっかくクリアパーツを使っているのにもったいないので、中央の十字には貼らず、左右はクリアパーツの奥に貼ってみました。 首許にある球形のクリアパーツ部分はコクピットらしく、一応内部も再現されています。 無人ですが・・ 足先は細いクロー状になっており、設地時は爪先が折りたためる構造で自立は問題なし。 ただ、宇宙空間での運用がメインと思われるので、伸ばした状態が通常の状態なのだと思います。 背面。 大型のセンサーとフライトユニットを備えるバックパックでほぼ本体が見えません。 いっそう虫っぽく見えます。 もちろん、フライトユニット上にマウントする球体、ノンキネティックポッドも目を惹く要素。 総じて独特の雰囲気を醸し出してくれています。 フライトユニットはバックパックとの接続部で可動。さらに各部が展開して面積が広がります。 展開時に見える中央部のグレーはシールです。武装類ベイオネット 二連装のビームガンと実体型のブレードが一体になった遠近両用武装。 ブレード部を手に持ち、ビームガンが手首部分で固定されるので手甲のような感じになります。 両手にそれぞれ装備するのが標準仕様。 また、ブレードとビームガンでそれぞれ単独状態にすることも可能です。 ノンキネティックポッド フライトユニットの根元に1基ずつ、計2基装備される有線制御式の遠隔操作端末。 直接攻撃するためのものではなく、GUNDのリンクを遮断する特殊攻撃、アンチドートでガンダムを無力化することができるものです。 見ためはただの球体ですね。パープルの単色成型で、若干色がたりませんが今回はそのままで。 基部パーツはフライトユニットとの接続面で回転。ポッド接続軸はデザイン的に動きそうですが、今回は固定です。HGなので。 射出状態はアタッチメントパーツとリード線を使って再現されます。 リード線は長いものが1本付属し、適当に切って使う仕様。 細過ぎるせいか、ちょっとクセ付けがしにくいです。 射出状態再現用のスタンドが付属。 透明パーツゆえに見にくくてすみません・・過去にもなにかのキットに付属したものですね。 ただ、支柱の長さに対してベース部分の面積が狭いので、安定感はイマイチ。 そもそもポッドに対してサイズが大き過ぎです。 しかも付属するのが一つだけ。中途半端・・ それでもスタンド付いてるだけルブリスよりは親切か。 ポッド自体、ルブリスのビットと違って前後や周囲に3㎜穴が多数空いているので、ディスプレイは容易ですし。比較画像 サイズ比較としてファーストガンダム(HGUCリバイブ版)と。ルブリスで。 いや、ガンダムもこの40年で随分と様変わりしたものです。 他意はないですよ。 今回の2機で。 水星の魔女のMSデザインには多数のデザイナーさんが参加されています。 過去シリーズでもそうだったとは思いますが、今回は現在発表されているだけでも6人となかなかの大所帯。 それぞれの個性が各開発企業、MSの系統の特徴として表現されている感じです。 今回のルブリスはメタルギアソリッドシリーズのメカデザインで知られるJNTHED氏。 ベギルベウはガンダムOOやアリス・ギア・アギスの海老川兼武氏によるものです。以下、画像 おそらくはシリーズ共通でポリキャップレスで、可動部に使われている素材は主にKPS。 KPSというと、柔らかく粘りのある素材ではありますが、ゆえに傷が付きやすく、保持力もイマイチというのが僕の個人的な印象だったのですが、今回可動部はかなりキツめです。 これならなんの問題もなさそう。 最近のMGとか1/100スケールのガンプラ全然触ってないけど、そっちも改善されてるんだろうか? 可動性そのものはさすがのバンダイクオリティ。このサイズのロボットプラモとしては最高峰だと思います。 もちろん、気になる点も多少はあるんですが、それはまた個別に。 ということでそれぞれに何枚か。 まずルブリス。 うん。よく動きますね。 ルブリスで気になるのは一点。足首の可動ですかね。 アーマーが干渉して爪先側のスイング幅が狭くなってしまうのと、爪先と踵で別個に動かさなければならないのがちょっと面倒です。 武装して。 開脚自体はほぼ水平まで可能ですが、先の通り足首の可動が制限されるので、実際の接地幅はこれくらい。 立て膝は綺麗に決まります。 ガンビットフォームで。 GUNDとのリンクが活性化(?)すると胸部のシェルニットが発光するんですが、このとき額のクリアパーツ部分も発光してるんですよね。さすがにそっちの再現まではHGではできないか・・ ビームサーベル二刀流で。 後ろからも。 ビットステイブ展開。 ひとーつ、ふたーつ、みっつ! ロウソクみたいでキレイだね。 はぁ・・なんか辛い未来が待っていそうで苦しい・・ それはともかく、専用のスタンドがなく展開状態でディスプレイしにくいビットステイブ。 画像ではコトブキヤのフライングベースミニに両面テープで貼っています。 続いてベギルベウ。 爪先がたためるので自立は問題ないと言いましたが、実は背負いもののためにバランスをとるのが難しかったりします。 立て膝はご覧の通り。こちらも綺麗に決まります。 脚部クローで攻撃。 意外にも、ルブリスのようにどこかが動かしにくい、というようなことはありません。 ただ、ベイオネットの付け外しが少し面倒臭いかな。 手の甲のパーツを外さなければなりませんから。 普通に格好いいな。 MSというよりもなんだろう、最新のウルトラシリーズに出てくる星人っぽい感じもある。 後ろ姿なんてとくに。 あ、ベイオネットよりもやっかいなものありしたわ。 ノンキネティッククポッド展開シーンを格好よく見せるのはなかなか難しいですね。 リード線、もう少し短いほうはよかったかな? なんにせよ安定したスタンドは必須です。ベギルベウ MAモード バックパックを前後逆にして、俯せにするだけでMAになりましたわ(笑)。 いや、マジで可変機なんじゃないの? 全然違和感ないんですけど。 股下のスタンド用の3㎜穴がモノアイになってるし。 はたして水星に可変MSは登場するんだろうか? 今のところ出てきてませんよね。 なんかかなり怪しいやつはいるけど・・ 対決イメージで。 エリーの搭乗でルブリスは覚醒した。 圧倒的な力でドミニコス隊のMSを撃破していくルブリス。 そこに、ベギルベウが! ベギルベウのアンチドートにより、GUNDとのリンクは遮断され、ビットステイブ、そしてルブリスも機能を停止してしまう。 はたしてルブリスと母子の運命は・・ この先は実際にご覧になってください。 あ、ビームサーベル付け忘れてたな・・ こういう鍔迫り合い的なシーンも見たかったけどね。 ちなみに、バンダイホビーサイトのブログかなにかで、今回の水星のHGキットは腕部や脚部の接続径が統一されており、簡単に付け換えることができます! みたいなことが紹介されていました。 いやそんなの。共通スケールのガンプラなら昔っからだいたいそうだし、なにを今さら感があるんですが、ふと思い出すとほぼ互換性、拡張性のなかった境界戦機HGとかいうシリーズもあったなぁ・・と。あれはガンプラではないですが。 というわで、実際にいろいろ交換してみました。 頭部、腕部、脚部の接続系が共通。バックパックの仕様も共通なので、簡単に組み替え可能。 ただ、軸の長さの関係でルブリスの胴体にベギルベウの腕を付けることはできませんでした。 まぁ、確かににこういった手軽な組み換え遊びを、メーカー側が提案するのはよいことですね。 ガンプラは自由だ。 これも30MMカラのフィードバックかな。ということは某社の・・おっと、誰か来たようだ。 でもその一方で境界戦機はねぇ・・ここの機体のデザインは面白いものが多かったですし、キットの出来自体もよかったのですが、拡張性に乏しいのが残念でした。各接続軸を3㎜共通にして、本体は分解しやすい構造、各部に3㎜穴を開けておけば、素材として無限の可能性があっただろうに・・いや、それもう30MM(笑)。 以上、“HG ガンダムルブリス” & “HG ベギルベウ” でした。 令和初のガンダム。期待半分、不安半分で待っていましたが、prologueを見た段階では、あれ? 思いのほか重い感じになるのか? と違う意味で不安、というか不穏な気持ちになり、しかしその翌週に本編第1話を見て今度は不安とは違う・・どう表現したらいいんだろう、とにかくいろいろと困惑しました。 まぁそんな僕の困惑も、2話、3話と見ていくうちに徐々に解消され、謎や疑問も一つ一つ明かされていくのだろうと思います。 ともかくも、先が気になって仕方ない。 まさに明日、第2話が放送されるわけですが・・僕の予想では、グエルがスレッタに惚れてると思う(笑)。 まぁ、アニメ本編についてははっきり言ってまだ未知数というところですが、キットの出来についてはさすがにこう品質で安定していますね。 アニメはアカンけどキットの出来はいい! という某作品(なんで今さら伏せるのかww)も直近にはありましたが、その作品のキットのように、常に市場に溢れているというような状況に、この水星シリーズもあってほしいものですが。どうもそうはならないようで・・ アニメの作りとしては明らかに古参よりも新規層を狙っているはずなので、その新規層が手軽にキットを手に取れるようになってほしい。 もちろんメーカーもいろいろと手は打っているんでしょう。 コンビニでの販売もその一環なんだと思います。 しかしとにかく数を・・いやまぁ、きっと相当な数を生産しているとは思うのですが、それでも市場では不足しているわけですから。 初回はもちろん、再生産も相当数を継続的に・・我ながら無茶言ってるなぁ。 でもね、ちょいちょいどうでもいいもの作ってきますからね。 めちゃダサなジェガンとか、ね。 そういうものに割くリソースも、全部新作に突っ込んでほしいものです。 僕はすでに発表されている3月発売までのHGキットはすべて確保できたので一安心ですが、量産機とかは複数欲しくなる可能性がありますからね。 一部キットの発売日付近には、街を彷徨うかもしれません。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。