お茶の水女子大学で交流会開催①『倉橋惣三物語』
From 倉橋燿子
いつまでも暑かったので、
衣替えをすることもなく
10月に入ってしまいましたが、
急に寒くて着る服に困りますね💦
まだ暑かった9月初め、
昨年出版した、
『倉橋惣三物語』に関連した
イベントが開催されました。
コロナ禍は、オンラインでの
イベントが主流だったので、
会場でのイベントは、
とっても久しぶり。
ワクワクもするけれど、
結構緊張…(>_<)
場所は、倉橋惣三氏が長年
附属幼稚園の主事を務めていた、
お茶の水女子大学。
正門を入ると、立派な本館が。
当日は、
パネルディスカッションのような
座談会形式。
司会は、大妻女子大学児童学科の
専任講師・久保健太先生。
パネラーは、
お茶の水女子大学附属幼稚園の
元副園長で、文京区立お茶の水女子
大学こども園前園長の宮里暁美先生。
倉橋惣三研究をされている、
お茶の水女子大学教授の浜口順子先生。
そして『倉橋惣三物語』の著者
である私、倉橋燿子の3人で、
惣三氏について語り合いました。
その後、参加してくださった
倉橋惣三協会の会員の方々、
約50名のグループミーティング
があったのですが、驚くほど
活気に満ちた場に👏
(皆さん、お話が止まらない!)
プログラムが終わったあとは、
附属幼稚園に移動して、
園舎内や園庭の見学ツアー。
写真は、有形文化財に登録されて
いる、関東大震災の後に
再建された幼稚園園舎。
広々とした園庭もステキ✨
玄関の扉の上に施された
ステンドグラスも再建当時のもの。
戦前のものが今も残っているのは、
とても珍しいそうです。
他にも、ストーリー性のある
デザインで描かれた、貴重な
ステンドグラスが、子どもたちの
遊ぶ森の組、山の組、海の組
などの遊戯室に、穏やかな光を
差し込んでいる様子を見ると、
当時主事だった
倉橋惣三の信念でもあった、
“子どもたちに本物の自然や芸術を”
というメッセージが
ヒシヒシと感じられてきます。
写真に写っている、倉橋惣三が主事
をしていた時に使っていた机や椅子、
後ろにある本棚などは、なんと今も
実際に使われているんですよ。
(現在の写真は非公開なので、
ゴメンナサイ💦📸)
附属幼稚園では、子どもたちが
普段何気なく使っている机や棚、
廊下など、至る所に当時の素材が
今もそのまま大切にされています。
この中にいると、まるで
タイムスリップしたような気分♫
こんな趣のある場所で生活している
子どもたちが、どんなふうに育つ
のか想像するとワクワクしますね。
参加者の方々も、皆さん熱心に
見学され、写真をたくさん
撮っていらっしゃいました。
わたしにも次から次に、多くの方が
話しかけて下さったので、
いろんな観点で様々なお話ができ、
とても刺激的で有意義な一日に✨
★★★
それにしても、こんなふうに
直に多くの方と交流ができる
日常が、これほど有難いとは。
読者のみなさんとも、いつかまた
直接お会いして、たくさんお話が
できたらいいな♪
★『倉橋惣三物語~上皇様の教育係~』
★倉橋惣三協会の公式サイト
★お茶の水女子大学の公式サイト
有形文化財について詳しく載っています。