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YOKO KURAHASHI

お茶の水女子大学で講演会②

2022.10.21 15:00

From 倉橋燿子


昨年、『倉橋惣三物語』を執筆した
ことで、"幼児教育の父"と呼ばれる
倉橋惣三さんのゆかりの地、
お茶の水女子大学とのご縁が
すっかり深くなり、9月二回目の
大学訪問となりました。




9月末は、まだ本館前の金木犀が
とってもいい香り♡



今回講演することになったのは、
実はわたしの作品を子どもの頃に
読んでくださっていた保護者の方
からのご要望があったからでした。


『風を道しるべに』を始め、
『いちご』などの青い鳥文庫
シリーズを読んでくださっていた
方々が、子どもたちのお母さん
として呼んでくださったんですね。




本館の中にあるホール
『徽音堂(きいんどう)』は、
前回のblogでもご紹介しましたが、
『正門』や『本館』『幼稚園園舎』
と並び、有形文化財に登録されて
いる建造物なんです。

とっても素敵な講堂でドキドキ💦


これは本館を入ったところ👆
奥が講堂です。


歴史を感じる、立派な会場で
いざっ!




会場には保護者の方を中心に、
150名以上が参加してくださり、
熱気ある場に……♫



講演のテーマは、

「子どもたちの中には
 限りない可能性が眠っている!」


わたしが作家になった
原点となる子供時代の話や、
講演テーマでもある
“子どもたちの可能性は
どうしたら開けるのか“
 などのお話をさせていただきました。



今まで、長年児童書を書き
続けてきましたが、

「眠れる可能性を開いてほしい」

ひとえに、この想いが強かった
からこそ、200冊近くの本を
書いてこれたのだと思います。



だれの中にも可能性があることを、
物語の登場人物たちに、
代わりに生きてもらうことで、
読者の皆さんにも疑似体験
してもらえたら…
と日々願い、今も書いています。



その一例として、講演の中でも
お話した、読者からの感想を
ご紹介させていただきますね。


当時、小学6年生の感想です。



この感想には、講演に参加して
くださった多くの方が、
衝撃を受けられていました。



自分がイジメていたことを自覚し、
その子たちに謝って仲良くなった。


本当に信じられない結果です。
まさに眠っていた可能性が開かれ、
今までとは違う未来を
生きられるということ。


この感想のように、
「心が変わること」こそが、
可能性を開くことだと思うんです。


その連なりが、その方の
人生を輝かせていくことだと
信じています。



こういったお話を多くの方が
共感してくださったことは、
ほんとうに有難く、
感謝の思いでいっぱいです。



“可能性”については、
『倉橋惣三物語』(講談社出版)
にも書いた、倉橋惣三さん自身も、
同じことを語っています。


初めて私がその言葉と出会った時、
同じようなことを考えていた人が
いたんだ!という喜びと、
惣三さんへの共感がより深まり、
この方の人生を書いてみたいと
強い思いが湧きあがりました。


おとなの皆さまには、
ぜひこの本も読んでいただけたら
この上なくうれしいです。



最近は、保育関係の方々からの
講演依頼が多く、つい先日も
北海道で講演をしてきました。



旅の途中、ふと惣三さんも晩年、
講演をしに全国行脚していたんだ
ったなぁ~と思い出し、勇気百倍!


わたしもこれからは、どこへでも
出掛けていって、たくさんの方々と
いっしょに、子どもたちの未来を
開く一助とならなてはっ!(^^)!



そのためにも、健康第一!
たくさん歩いて、運動して、
体力つけないとですねっ💦




【既刊本紹介】

★『パセリ伝説』特集ページ

感想をいただいた読者の方が
読んでいたのがこちらのシリーズです。



★『夜カフェ』特集ページ

今年6月に完結したばかりのシリーズ。


【倉橋燿子作品紹介ページ】