Chirilike

上海週末散歩

2018.03.05 03:59

この土日、日中は20度を越えるポカポカ陽気だった上海。というわけで散歩へ出かけた。

4号線の大连路から长阳路を西に向かって歩いて行くと、上海監獄が見えてくる。

見学可能なんだろう、と思い込んだ私たちは、この入り口から入ろうとした。

その時、中に居た兵隊さんたちにギョッと睨まれ、サササッと退散。

実は今も使用されているようだ。あぶねー。

昔は日本兵も収容され処刑されたとか。歴史的建造物。

そこからさらに5分ほど歩いた所にあるのが、ユダヤ人難民記念館。

見学料一名20元。向かい側にある喫茶店のカフェ代込みチケットは45元。

既に16時を過ぎていたが思っていたよりも見学者がたくさん居た。

1933年頃から約10年間に渡り、ナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人難民。

当時このエリアは、日本の占領下で、日本は「無国籍難民限定居住区」としてユダヤ人を

強制居住させていた、らしい。

難民が増え続けた要因の一つに、在ウィーン中国大使館に居た(杉原千畝さん的な)男性が

オーストリア系ユダヤ人に中国VISAを発効し続けたから、ということもあるらしい。

小さなユダヤ教会。1号楼。

教会の上の階は、アンネフランクの生涯を紹介した展示や、ビデオコーナーなど。

2号楼、3号楼は別館。当時の生活や上海の街並、証言VTRなどが展示されていた。


この記念館は、2007年にオープンしたそう。

オープンしてから数年間は、杉原千畝さんの紹介展示もあったらしい。しかし、

今は一切なくなっている。

ユネスコの世界記憶遺産登録など、色々事情はあるのだろうけども。

いつから無くなったのだろうか。


噂で聞いてはいたが、全体的に中国側が「中国がユダヤ人を保護したんだよ〜」と

アピールしたいのだな、と感じる記念館だった。

でも、上海とユダヤ人の歴史、アンネフランクの生涯なども詳しく知ることが出来たし、

来て良かった。


閉館の17時、ちょうど見学が終了。

屋根上に野良がたくさんいた。こっち見てる。

記念館の道路をはさんだ反対側に喫茶店がある。

ぬっる〜いカフェラテをいただいた。

その後は、20分ほど歩いてドイツビール屋さんへ。

ここで醸造しているっぽかった。

やっぱりソーセージ。

ドイツピザ。イタリアンピザは丸いのに何故これは四角なんだろう。答え見つからず。

帰りは北外滩をお散歩。ここから眺めるの初めて。

がしかし、モヤでタワー全く見えず。

日中との寒暖差が激し過ぎて、風邪ひきそうだった。

そんなこんなで、充実した一日となりましたとさ。

再见。