上海週末散歩
この土日、日中は20度を越えるポカポカ陽気だった上海。というわけで散歩へ出かけた。
4号線の大连路から长阳路を西に向かって歩いて行くと、上海監獄が見えてくる。
![](https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/34891/cf9edb60c6fec739efdebf7c6d310c73_45ce17155d03f477f5104e8a05cd3522.jpg?width=960)
見学可能なんだろう、と思い込んだ私たちは、この入り口から入ろうとした。
その時、中に居た兵隊さんたちにギョッと睨まれ、サササッと退散。
実は今も使用されているようだ。あぶねー。
昔は日本兵も収容され処刑されたとか。歴史的建造物。
![](https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/34891/ecca6e5955e077d7fed5c2246166e176_671de46a55dad3f122e70d5ec7392c90.jpg?width=960)
そこからさらに5分ほど歩いた所にあるのが、ユダヤ人難民記念館。
見学料一名20元。向かい側にある喫茶店のカフェ代込みチケットは45元。
既に16時を過ぎていたが思っていたよりも見学者がたくさん居た。
1933年頃から約10年間に渡り、ナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人難民。
当時このエリアは、日本の占領下で、日本は「無国籍難民限定居住区」としてユダヤ人を
強制居住させていた、らしい。
難民が増え続けた要因の一つに、在ウィーン中国大使館に居た(杉原千畝さん的な)男性が
オーストリア系ユダヤ人に中国VISAを発効し続けたから、ということもあるらしい。
小さなユダヤ教会。1号楼。
教会の上の階は、アンネフランクの生涯を紹介した展示や、ビデオコーナーなど。
2号楼、3号楼は別館。当時の生活や上海の街並、証言VTRなどが展示されていた。
この記念館は、2007年にオープンしたそう。
オープンしてから数年間は、杉原千畝さんの紹介展示もあったらしい。しかし、
今は一切なくなっている。
ユネスコの世界記憶遺産登録など、色々事情はあるのだろうけども。
いつから無くなったのだろうか。
噂で聞いてはいたが、全体的に中国側が「中国がユダヤ人を保護したんだよ〜」と
アピールしたいのだな、と感じる記念館だった。
でも、上海とユダヤ人の歴史、アンネフランクの生涯なども詳しく知ることが出来たし、
来て良かった。
閉館の17時、ちょうど見学が終了。
屋根上に野良がたくさんいた。こっち見てる。
記念館の道路をはさんだ反対側に喫茶店がある。
ぬっる〜いカフェラテをいただいた。
その後は、20分ほど歩いてドイツビール屋さんへ。
ここで醸造しているっぽかった。
やっぱりソーセージ。
ドイツピザ。イタリアンピザは丸いのに何故これは四角なんだろう。答え見つからず。
帰りは北外滩をお散歩。ここから眺めるの初めて。
がしかし、モヤでタワー全く見えず。
日中との寒暖差が激し過ぎて、風邪ひきそうだった。
そんなこんなで、充実した一日となりましたとさ。
再见。