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キリン『プラズマ乳酸菌』で五百億円へ、“免疫”がトップドメイン

2022.10.11 06:05

【金融・美容報道】 キリンHD(2503.Tp)は、令和四年十月八日に「キリンのプラズマ乳酸菌で免疫ケア」アンバサダのタモリ(乙酉)と女優・天海祐希(丁未)を起⽤した新CMを全国で放映開始した。


五日には東京・神田にて『キリンプラズマ乳酸菌関連発表会』を開催。「免疫ケア」習慣の浸透・拡⼤に向け、パートナ企業と顧客接点を拡⼤していく事や「P乳酸菌」シリーズを昨年⽐で二.二倍の全三十八商品を展開する事、新商品等を発表した。


同社には長期経営構想「キリングループ・ビジョン二〇二七」がある。その中で、“免疫”は最重点領域。三十五年以上も免疫研究を重ね、成果の創出が可能になった。




<「免疫ケア」の⽇常化>

 「P乳酸菌」の関連事業の販売金額は、前期比で五割増(一月~八月)。明年の菌体の製造能力/年は、本年比で二倍にする。「免疫対策市場」は全・健康食品市場の成長率を上回る。


南⽅健志 取締役(写真上)は、キリンがヘルスサイエンス領域に取組む背景を、対策遅延が社会課題であると。今後は海外へも展開を広げ、令和六年末には百九十万⼈にプラズマ乳酸菌を届け、同九年に売上収益・五百億円の達成を⽬指す(日本・東南亜・欧米)。「免疫ケア」の⽇常化を目論む。


「P乳酸菌」シリーズのマーケティング戦略つき、今冬は「あなたに元気な毎⽇を。キリンの免疫ケア。」がキーメッセージ。競合とも組む。



新たな取組みとして、国内の複数の観光団体と連携。旅⾏シーンの安全・安⼼な「免疫ケア」を推進していく。全三十八商品の展開に加え、「キリン⽣茶免疫ケア」や「キリンiMUSE」シリーズ等のリニューアルと新パートナ・⼤正製薬(代取:上原茂)や常盤薬品⼯業(代取:中野正隆、三谷明)からの新商品について発表した。



質疑応答では、美容に関する質問があった。肌にも良いとされる「P乳酸菌」の化粧品についてだ。この質問に同社の農学博士・藤原大介が答えた。肌の舌に免疫細胞があり、そこに届かなくてはならない、と。「普通に塗ったのでは、表皮のバリアによって中に入る事ができないんですよね。」と、開発する必要性を説き、将来的には視野に入れている模様。

南方取締役も頷きながら話を聴いていた。


画像:キリンホールディングス㈱