不妊かな?と思ったら早めに検査を!
結婚したら遅かれ早かれ
子供がほしいと思っているカップルは多いですよね。
『妊活』・『不妊』どちらも最近よく耳にする言葉です。
不妊治療の末、出産した有名人のニュースを聞くこともしばしば。
でも、自分とは縁のない、他人事の話だと思っている方がほとんどではないでしょうか?
周囲に話せない不妊の話
『不妊』とは、
自然な夫婦生活で1年間妊娠に至らない状態のことで、現在は5.5組に1組のカップルが『不妊』だと言われています。
『そんなに多いの?』と思うかもしれません。
でもとてもデリケートな問題なので、職場の同僚や友達、実の両親にも話していない方も少なくないのです。
実際に私が相談を受けた方の中でも、仲のいい友人数人にしか話していないという方が大多数でした。
そのくらい年々増えている不妊。
『もしかして不妊かな…?』
となんとなく思っても、
『まさか私が不妊なんて…』
と、認めるまでにとても時間がかかります。
私も結婚して半年くらいたった頃、
『なんでできないの?まさかこれって不妊症⁇』と思いました。
でも、その当時の定義は
『2年経っても妊娠に至らない状態』
(現在は1年)
というものだったので、
『まだ2年経ってないから不妊症じゃない、きっとできる、大丈夫!』
と認めたくありませんでした。
結局2年も経ってようやく認めざるを得なくなり、病院で検査することにしたのです。
あれ?おかしいな、と思ったら
私のように『あれ?何かおかしいな?』と思っても、半年、1年間…とそのままにしてしまってる方、多いと思います。
産婦人科の検査は恥ずかしいしなんだか痛そうだし、行くのは気が進まないですよね。
病気や怪我と違って、今すぐに行かなくちゃいけないわけではないのでどうしても延び延びになってしまいます。
でも、検査は早めに受けることをおすすめします!
不妊治療をするかしないかは別として、検査だけは受けておくことは大切だと思います。
万が一疾患があった場合、早期発見・早期治療がいいですし、疾患が見つからなかった場合も不妊治療をするかしないかを考えるいいきっかけになると思うからです。
ブライダルチェックを行っている婦人科も増えてきたので、活用するのもいいのではないでしょうか。
不妊治療に対する考え方
不妊治療に対する考え方はカップルによって、またその人によって大きく違います。
○治療はせずに自然な形で授かりたい
○人工授精までは受けたい
○体外受精までは受けたい
○できる治療は全部受けたい
etc…
その時にならないと、どうしたいのかはなかなか分からないと思います。
でも、もし治療を受けようと決めたなら、一刻も早く治療を始めることをおすすめします。
習い事も趣味も、始めるのに遅すぎることはありません。
還暦を迎えてから英語やダイビングなんかを始める人をすごいな〜と思うし、私も何歳になってもいろいろな事にチャレンジしたいと思っています。
いくつになっても出来るチャレンジもたくさんありますが、残念ながら妊活にはタイムリミットがあります。
早ければ早いほど卵子の質がよく、妊娠の可能性は高い。
日本産婦人科学会によると、体外受精の妊娠率は、37歳を過ぎた頃から急降下が始まり、43歳には10%を下回ります。
『歳をとると妊娠しにくい』なんて誰でも知ってること。
それなのに『40近くなったら子供作ろうかな。歳がいっても不妊治療したらすぐできるしね』と、危機感のない人がとても多いのは、不妊治療を経て高齢出産する有名人の方が増えたからでしょうね。
でも、ニュースになるくらい特別なことだということを知っておいてほしいのです。
不妊治療さえすれば高齢でもすぐに妊娠できる、とは限りません。
検査も治療も、できるだけ早く!
勇気をだして、一歩踏み出してみましょう。