「宇田川源流」 議長に不規則発言を求める立憲民主党の「議会制度無視」
「宇田川源流」 議長に不規則発言を求める立憲民主党の「議会制度無視」
旧統一教会に関する国会出の追及が始まった。マスコミの必死の「与党バッシング」も控訴をしy氏岸田内閣の支持率は下がる一方である。まあ、岸田維内閣に関しては、私自身もそれほど評価していない部分があるので、まあ、それほどの感慨もないのであるが、しかし、まあ、他に誰がいるのかと言われれば、なかなか難しいとしか言いようがない所であろうか。
岸田首相に関しては、個人的には、開成高校出身ということで、私のような麻布高校出身の人にとっては「天敵」であるという事になる。まあ、大学の学閥も「古い」と言われる現代において、高校の学閥というのもあまり面白くないのであるが、しかし、岸田内閣になってから、「開成高校だけが異例の出世をしてみたり首相官邸のスタッフなどに開成高校出身者だけが優遇されている」というような噂があり、私も全く関係ないのに「私は改正公庫出仕根はありませんから」など地う挨拶をする人が増えたのは、あまり面白いことではないだろう。少なくとも安倍首相の時は「成蹊大学閥」などと言うものは全くなく、まあ学閥自体がなかったのであるが、まさか内閣総理大臣で学閥を気にする人が出てくる、それも高校学閥を言い始める人が出てくるなどとは思わなかった。
まあ、そのような意味で「開成高校」でまとまっていただければよいのであるが、多様性がなく、偏差値編重で記憶力を重視する人々であるから、基本的には、融通性がなく新しいことに対処することができない。そのうえ「真面目」だから面白みがなく、魅力がない。まあ、要するに「お堅い官僚みたいなもの」ということになってしまう。その為に、答弁も何だかわからないし、まあ、同じことの繰り返しになってしまう。そのような政治は、なかなか応援する気がないので、基本的には面白くない。
その意味では、「野党」の皆さんは最も大きなチャンスが訪れているということになろう。同時に、安倍元首相を否定してみたり、親中派の林芳正を外務大臣に使っていることなどから、自民党の「岩盤保守層」という保守層からも見放されつつある、そのように考えると、野党は今一生懸命やれば良いのにと思う。しかし……である。
【国会】波乱の展開…野党 議長に異例“直接質問”
5日から始まった臨時国会の代表質問。焦点はやはり、“旧統一教会”の問題です。
野党の追及の矛先は、岸田総理大臣だけではなく、この人にも向けられました。
立憲民主党・泉代表:「自民党内では、特に安倍派、細田派と言われる清和会が深く関係を築いてきた。もっと真相を語るべきです。議長、答弁して頂けませんか」
代表質問で議長に直接質問するのは、異例のことです。
泉代表:「寄付金を受け取ったり、パーティー券の購入はありませんか」
野党側は、これまで自ら国会で説明するよう求めてきましたが、細田議長は応じていません。
泉代表:「改めて今、議院運営委員会の場で、質疑に応じて頂くよう要求をしています。議長、それには応じて頂けますか」
議場は一時騒然となるなど、波乱の展開になりました。
岸田総理:「自民党内の特定のグループが、旧統一教会とどのような関係を有したか、一概に答えることは困難です」
細田議長は本会議後、今週中に追加説明する考えを明らかにしました。
(「グッド!モーニング」2022年10月6日放送分より)
2022年10月6日 9時47分 テレ朝news
https://news.livedoor.com/article/detail/22976696/
さて議会の議長というのは、中立性・公平性を求められる職である。その為に国会の衆議院・参議院の議長は所属政党を外れ、公平性を示すことが慣例となっている。また、議長が自由発言をしてしまうと、かなり様々な意味で問題が出てきてしまうということになり、そのことから議長が発言するということは、よほどのことがない限り許されないということも慣例になっている。
議長ではないが黒海の委員で委員長(各委員会の議事進行を行う)として、1988年(昭和63年)の浜田幸一議員「ミヤザワケンジ人殺し発言」というものがある。
1988年の通常国会で衆議院予算委員長に就任した浜田幸一議員。2月6日、予算委員会で質疑に立った日本共産党の正森成二議員が、「過激派への政府の対応は、泳がせ政策ではないか」との趣旨の発言をし、竹下登首相が「泳がせ政策などをとったことはない」と答弁した。
これに対し正森が、自由民主党本部放火襲撃事件後にワイドショーで当時同委員会委員長だった浜田が述べた発言を引用したところ、浜田はその発言を認めたうえで「我が党は旧来より、終戦直後より、殺人者である宮本顕治君を国政の中に参加せしめるような状況をつくり出したときから、日本共産党に対しては最大の懸念を持ち、最大の闘争理念を持ってまいりました」と主張した。正森は激昂したが、浜田が正森の言う「泳がせ政策」発言を肯定したこともあり、正森は浜田とのやり取りを打ち切り、他の質問に移った。
しかし委員会終了間際、円ドル為替問題についての質疑中であった正森に、唐突に浜田が、「 昭和八年十二月二十四日、宮本顕治ほか数名により、当時の財政部長小畑達夫を股間に……針金で絞め、リンチで殺した。このことだけは的確に申し上げておきますからね。私が言っているのは、ミヤザワケンジ君〔ママ〕(宮本顕治の誤り)が人を殺したと言っただけじゃないですか。」と発言(日本共産党スパイ査問事件を指す)。正森が発言の撤回を求めて抗議し、委員会室は一時騒然となった。
浜田本人は、この国会中継の審議の模様はNHK総合テレビで生放送されており、中継放送の終了時間を逆算したうえでの、自分の意見と共産党の意見は違うと印象づけるための確信的発言であると述べている。
このように自由発言が許されていないわけではないが、そのことによって混乱することになる。
さて、今回立憲民主党の泉健太代表は、衆議院の代表質問において「細田衆議院議長に質問する」ということになった。細田議長が大人の対応をしたために何もなかったが、しかし、このことを初めにして議長が不規則発言をしてよいということになれば、議事進行が著しくおかしくなる。つまり、立憲民主党の行為は、明らかに、「国会の議事進行を著しく不安定にさせる行為」であり、そのようなことが許されるはずがない。質問主意書などで済む内容を、単純に「答えられないことを見越してパフォーマンス」を行うあくどいやり方にとてもとても国民の信用を得ることはできないであろう。
この件に関しては、テレビコメンテーターでも「やりすぎ」というような評価が多かったのはまだ日本のマスコミにの両親があるのかと思ったが、しかし、そのことによって議会制民主主義が著しく危険にさらされたということを指摘する声がなかったのは残念である。
このように立憲民主党は、今頑張ればチャンスであるのに、全く異なることでパフォーマンスに終始するということになる。このようなことでは政策論争も期待できない。まあ、旧統一教会をやっている間は、政策などは話されないのであり、それでは、とてもとても政権交代などは不可能であろう。他人を批判しているだけで政権が転がり込んでくるなどと思っているようでは、○○の一つ覚えとしか言いようがない。まあ、そのようなチャンスなどを見極める能力もないのが今の野党なのであろう。