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逆のものさし講新聞 「後世への手紙」

第2回 「仕事」episode5 ②

2018.03.05 12:00

先輩は彼に「お前は、入社の宣言文で『当たり前のことを当たり前にする』って書いてたよな。

点検の声をなぜかけない?」と問われます。

痛いところを突かれた彼は、「そのとおりです。すいません」と答えます。

その後に先輩は、「できるか?」と優しく教えてくれたそうです。

その日から彼の点検人生が始まります。

でも恥ずかしいし、同期には馬鹿にされるしやりたくなくなるのですが、そんな時ふと先輩を見ると抜け目なく「よーし!」と大声で徹底しています。

その姿を見るたびに「やるしかない」と言い聞かせます。

そうこうしているうちに半年が過ぎた11月ごろから見たこともないいろんな人から声をかけられます。

係長や課長や工場長、「彼を見習え」ということで、終いには他の部署から見学者まで。彼は僕に言いました。

「先生、僕は先輩のお陰で厭なことの見方が変わってきました。そうすると、周りも変わってきました。

『作業』を素敵にやると『仕事』になるんです。倉庫は先輩と僕の声で賑やかですよ(笑)」

 

僕は、彼から凄いことを学びました。

『作業』は誰でもできると思います。

それを、『仕事』にすることが人なのではないでしょうか。

素敵に自分しかできないこと。

それが、『仕事』ということを教えてもらいました。