第4回リハーサル
10/8、最後のリハーサルが終了しました。
あとは本番の日、10/22を迎えるのみです。
屋外演奏、しかも雨天中止のこのイベント。
これまでも天気に悩まされたことは数多く、
特に去年は朝からの強い雨が午後になって徐々にやんでいく中で、
ヤキモキしながら天気の回復を願っていたことが思い出されます。
天気の移ろいやすい、この時期の宿命でもあります。
ここ最近は毎日天気予報のチェックから始まる日々を過ごしていますが、
現時点の予報では、22日の横浜は曇り時々晴れの悪くない予報。
100人以上の演奏者全員で、日本丸の前に立つことができますよう、
これからも祈りの日々が続きます。
【演奏曲紹介3:Cantilena~陽はまた昇る~】
フィリップ・スパーク作曲のこの作品は、もともとはノルウェーで開催されるブラス・フェスティバルにおける教会演奏の課題曲として作曲されました。
東日本大震災の大きな被害を受け、西田裕氏が世界中の吹奏楽作曲家に復興支援のための作曲を呼びかけたことに応じ、スパークはこの曲を吹奏楽曲に編曲、「The Sun Will Rise Again~陽はまた昇る~」と題名を付けて、わずか1か月足らずで出版されました。
スパークはこの作品の印税を、出版したオランダの出版社デ・ハスケ社はその純益を、日本赤十字社の緊急救済募金に寄付しています。
2011年9月に開催された第1回目のBrass for Japanでもこの曲を演奏しました。
今回は11年ぶりの再演ということになります。
美しいハーモニーと深い祈りが込められたメロディ。
演奏している方も、いろいろな思いが募ってつい胸が熱くなってしまう、
感動的な一曲です。
震災から11年。
変わってしまった風景と、東北に住まう人々の生活と将来を思い
万感の思いを込めて演奏します。