be動詞もわからなかった生徒が学年末テストで95点をとってきた話
あれは、後期の中間テストが終わって間もない頃でした。
「勉強がやばい。そろそろ塾に行かないとまずい」と中学一年生の彼はここへやってきました。お姉ちゃんが既に通っていることもあって、フレンドリーな雰囲気の面談でした。
その面談の時、彼は言いました。
「本気で頑張ります」
そして、その言葉通り、本気で頑張ってくれました。苦手だった英語は驚異の50点アップ。最初はbe動詞もあやふやだったのに。
その急成長の秘密は、勉強量にありました。
受験生だったお姉ちゃんいわく「私と同じくらいやってたよ」とのこと。特に英語は単語を徹底してやってくれました。
英語は何と言っても単語です。彼にはそれを大好きなテニスに喩えて伝えました。
「英語ってテニスと似てるんだよ」
その時、キラリンと彼の目が光った気がします。
「英語における単語練習は、テニスで言うなら基礎練習。素振りとか筋トレ、サーブ練習とかな。これができないと、絶対に試合(テスト)には勝てないでしょ」
ふんふんと真剣な眼差しで聞いてくれました。
「英語の文法はスポーツで言うルールな。最悪なんとなくしか知らなくても基礎がしっかりしている子は試合に勝てちゃったりするけど、高いレベルになればなるほどコートの広さとかルールをしっかり知らないと勝てなくなるのはイメージつくよな?」
「はい」という返事も良い。
「そして、極めつけは練習方法だ。さぁ、イメージしてみて。テニスはさ、ルールブックしっかり読んでからやるのと、やってみてからしっかりルールを知るのだとどっちが早く上達しそう?」
ほぼ悩まずに彼は言いました。「とりあえずやってみる方」
「その通り。それって英語も全く一緒。だからほら、まずは問題解いてみようぜ。失敗しまくりながら人は成長するよ」
最初は間違えることに対してとても不安そうにしていた彼ですが、そのうちいい意味で気にせずガンガン問題を解くようになりました。そうです。失敗しない人は何もしない人。
恐れず問題に立ち向かえる人は、それだけ問題演習量が増えますからね。恐る恐るじっくり派よりもガンガン経験値が稼げるわけですね。
そして見事レベルアップを果たした彼。英語は前回の45点から95点にまでアップしました。よく頑張りましたね。本当に。結果もそうだけど、何より過程が素晴らしい。
ちなみに、あとの5点はリスニングと英作文の時制でした。凡ミスと言えば凡ミスですが、まだ知識やアウトプットが不安な部分もありそうです。このレベルになったら、しっかりルールブックにも触れてもらって、さらに高みを目指してもらおうと思います。
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負けじとお姉ちゃんも志望校に合格!