【茅ヶ崎市役所 道路管理課の岩澤斉朗さんと齋藤翔斗さん】自ら動く道路管理課
(前回の記事はこちら→道路で困った時は道路管理課へ!)
――― 2018年1月に茅ヶ崎にも大雪が降りましたよね。ああいう時に道路管理課さんは何かされるのでしょうか。
岩澤 防災対策課と連携しながら、特に必要なところに対して雪かきを行っていきます。
例えば駅周りで言うと、茅ヶ崎駅、香川駅、北茅ヶ崎駅の周辺を行いました。
――― もしかして実際に雪かきをしたのですか。
岩澤 もちろん専門業者に任せる部分もありつつですが、自分たちでもやろうということで、職員が各地で雪かきを行いました。
これは5年前の大雪のときの教訓が生きていて、あの日は成人式だったので茅ヶ崎市長から急遽「駅から文化会館まで除雪せよ」という指示が出たのですね。
こういうことは毎年起こることではないので、業務内容として定められているわけではないのですが、そのときから積雪時は自分たちもできることをしようという文化が作られたように思います。
齋藤 私は2年前に入庁したので5年前のことは体験していないのですが、今回の雪かきを自分たちでやるということには正直少し驚きました(笑)
私は茅ヶ崎駅南口の雪かきをしたのですが、自分が生まれ育った街のいつも使う駅で、こういうことをしている自分は想像していなかったので。
――― 齋藤さんのご入庁は2年前とのことですが、どうして茅ヶ崎市役所を選ばれたのでしょうか。
齋藤 茅ヶ崎で生活をしていて、もっとこの街がこうだったら良いのにと思うことがあったとき、それを変えていくということを想像したときにとても現実味があったんですね。
そういうことから茅ヶ崎市役所を志望しました。
――― 実際に入ってみた印象はいかがでしたか。
斎藤 それまでのイメージでは、「市役所は事務的なことをやっているんだろう」という感じだったんですが、配属初日に先輩から「道に穴があいているから埋めに行くぞ」って言われたときはびっくりしました(笑)
――― 緊急度が高ければ、雪かきだろうが穴埋めだろうが自分たちでやるというのは、とても良い文化ですね。この流れで岩澤さんのご入庁のお話も伺って良いでしょうか。
岩澤 私は昭和55年入庁なので、38年前から働き始めて、今度の3月末に退職です。
ですので、このインタビューを受ける人を決めているとき、同僚には「もう終わりだぞオレ」って言ったんですけど、なぜか私が受けることになってしまって(笑)
――― なんと!これは貴重なインタビューですね(笑)
岩澤 とは言っても、退職後は再任用で65歳までは働かせてもらう予定ですので、結局まだいるんですけどね。
実は同じ課の部長が同期組で、彼は「花束とかそんなの辞めてくれよ」なんて言っているんですけど、私は一区切りだし貰っても良いかなーなんて思っています(笑)
――― あの…そろそろご入庁の経緯を伺えますか(笑)
岩澤 あ、失礼しました(笑)
私は大学で土木工学科を出ているのですが、道路会社の面接も受けて、社長面接まで行きまして、「岩澤君、君は次男だよね。次男で土木を出ているならサウジアラビアに行けるか?」って言われて、その場で「はい」と返事をしました。
ただ家に帰ったら母親から「親孝行だと思って茅ヶ崎市役所を受けてくれないか」と言われて、急遽受けてみたら運良く受かりまして。
――― サウジアラビアか、茅ヶ崎市役所かという究極の選択ですね。
岩澤 その後に湾岸戦争がありましたら、茅ヶ崎市役所を選んで良かったのかなと思いましたけど、茅ヶ崎市役所では下水の計画を任されまして。
当時の茅ヶ崎は家があっても下水が十分に通ってない時代だったものですから、それもなかなか強烈な仕事でした(笑)
その後も下水と道路を行ったり来たりしながら、なんとかここまでやってきました。
これからも健康に気をつけてやっていきたいと思っています。
――― 大変貴重なお話をありがとうございました。インタビューは以上です。
(おしまい)
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【私、茅ヶ崎市役所ではたらいています:道路管理課の岩澤斉朗さんと齋藤翔斗さん】
・第1話 道路で困った時は道路管理課へ!
・第2話 自ら動く道路管理課
↓茅ヶ崎市役所 建設部 道路管理課
住所:茅ヶ崎市茅ヶ崎1-1-1市役所本庁舎3階/TEL:0467-82-1111/お問い合わせ専用フォーム
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter)
2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。