過程の美学。
2022.10.12 01:00
課題として用意されている
一つ一つの問題は、
その時に解けることを
目的としておらず、
その先に繋がるという意味で
重要なのであり、その点で、
サボらず丁寧に取り組み続けた子こそ
真に開花してゆく存在となります。
特に中学入試は、子どもが
体系を理解しながら自活することが
難しく、ほとんどは毎週の
取り組みの中で、一つ一つ
落とさないように理解してゆく
ことが必要となるため、
途中でサボったり、できないことを
ほったらかしたりすると、
後に大きな痛手となります。
しかし、そのような丁寧な
学習習慣が身についてこそ、
中学入試には意義があります。
先々、早いカリキュラムに
対応してゆくような学習習慣が
身につき、中高での学びに
生かされてゆきますから。
確かに小学生は、能力任せに
実力高い子は成果を出せますし、
そういう子は努力の価値に
気付きにくいこともあります。
しかし、能力にかまけず
丁寧さを貫いた子は常に
学年上位をキープしますし、
多少能力は劣っていたとしても、
時間は多少かかっても
視点が鋭く、視座は高く、
よく考えて丁寧に
取り組む子はやっぱり
上の学年に上がったとしても
成果を伸ばし続けています。
大切なのは、結果だとか
過程だとか、色々な意見は
あるかと思いますが、
私は、過程は美学であり、
結果は証明であると
今では思えます。
どちらが大切という
優劣なのではなく、
双方をどう捉えるかという
ことだけなのかなと。