Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

【演奏動画 バッハ インヴェンション第12番】

2018.03.07 00:00

バッハ インヴェンションシリーズ 

 今日は第12番 イ長調をお届けします。


J.S.BACH 

INVENTION No,12 A-Dur 

PIANO 

MIYUKI KODAMA 

バッハ インヴェンション 第12番 イ長調 

演奏 こだま美由希

トリルが入ること、16分音符の動きから

とても生き生きと華麗な曲。

第5番、第9番、第11番同様、二重フーガの手法を用いている。

(2つの主題が結び合わされて展開されている)


装飾音の華麗な旋律に16分音符の動きの早い音型が支える。

テーマは2小節目2拍目、3、4拍目は追加句、

左手は2小節目まで追加句として支える


9小節目から第2部と捉えることができる。

18小節目からコーダ。


インヴェンションを書いたケーテン時代のあと

1723年頃、ライプツィヒに移りトーマス教会の合唱長として迎えられる。


バッハに前任者は「ダヴィデとゴリアテの戦い」で名を知られている

聖書ソナタの作曲者 ヨハン=クーナウだった。

バッハはこの職につくために就職活動もし教会の管轄だった

市当局へ今のサラリーマンが書くような誓約書を書いているとか。

そして決して望まれて採用されたようでもないらしく

仕事も多忙を極め教会付属音楽学校で指導し

2つの教会(聖ニコラス、聖トーマス)の多くの儀式のために作品を作る。

それに加え、教会での演奏も指導し自分自身も指揮をする。。


そういう生活の中から「聖マタイ」「聖ヨハネ」の2つの受難曲

「クリスマス オラトリオ」「ロ短調 ミサ曲」などが生まれているのだから

なんとも天才ゆえというか、努力家、勤勉家・・・


現代にバッハが誕生していたら

度肝を抜かれるような曲を作曲するに違いないですね。。