ウィリアム・モリス
我が家から少し遠く、あまり行ったことのない方面で二の足を踏んでいましたが、時間ができたので、えいっ!と「アーツ・アンド・クラフツとデザイン」展に行ってきました。
ウィリアム・モリスはずっと前から好きで、目黒のアンティークショップ「ジェオグラフィカ」に行ったときに、端切れを買ってきてはクッションカバーなどを作って楽しんでいましたが、、、
ある時から、某通販カタログで大々的に扱われるようになって、嬉しい反面なんとなくガッカリ。そこでは色んなアイテムが多数紹介され惹かれるものの、はやくから目をつけていた<推し>が急にメジャー になったような嬉しくも切ない感じで(笑)、もうわたしはいいかなと。
それでも時折目にすれば、やっぱりいいわあ、と思わずにいられませんでした。
今展覧会ではそれほどモリスは多くなかったのですが、学芸員さんの解説を読むとジーン。
なるほど、わたしはモリスのコンセプトに惹かれていたのだと納得したのです。
生活の中で美を味わう暮らし
自然は心地よく暮らすために欠かせない
役割や機能を果たす部屋は、自然と美しい部屋になる
「身近な生活の中にこそ美が必要だ」が信念だったそうです。
19世紀、産業革命により大量生産の粗悪品がはびこり、人間が機械のように働く社会に対抗するように、丁寧な手仕事による良品を仲間とともに実現。
美輪さんもよく、街や生活に優美なデザインを取り入れることで、社会が良くなる旨をおっしゃっていますが、
目にするものには、それだけの影響があるのです。人のこころを癒し穏やかにし、また豊かにする色、形、デザイン。
ミニマリストを否定するわけではありませんし、ものをたくさん飾ることを推奨するわけでもありませんが、
ゆるく安心し温かい生活。カラフルで豊かな人生を、環境学的風水、風水的環境学?としてアドバイスをしていきたいと再認識したのでした。