こういうのがあるから日本でのカタカナ英語の使い方を危惧する
おはようございます、Jayです。
日本で見掛けるカタカナ英語の誤用に危惧しております。
危惧するというか実際に起きてしまっています。
毎年10月11日は「国際カミングアウトデー」(National Coming Out Day)で、LGBTQ+についての啓発デーだそうです。
“Lesbian(レズビアン), Gay(ゲイ), Bisexual(バイセクシャル), Transgender(トランスジェンダー), Queer(クィア), +(などなど)”
日本は“LGBT”で認知が広まっていると思いますが、“LGBTQ”など表現の広がりを見せているので“+”を付け足して(軽視するわけではなく)「さらにその他の人々」といったニュアンスで表現する事があります。
6月が“Pride Month”でその月間とは知っていましたが、10月11日もあるのは初めて知りました。
この“カミングアウト”を勘違いした自衛隊や企業数社がLGBTQと関係ない事をツイートをしてしまい後に謝罪する事態となりました。
確かに“come out”は秘密など隠されていたものが「出てくる・公になる」などという意味がありますが、単に“coming out”ならほぼ間違いなくLGBTQの事です。
“coming out”は“coming out of the closet”(クローゼットから出てくる)という比喩表現が短くなったものです。
“come out”は単に何かを知らせるというわけではなく、秘密やあえて伏せていた事を公にする時に使う表現です。
他には“雲の切れ間から太陽が出て来る”など物理的に何かが出て来る時にも用います。
例:
“Look, the sun is coming out from behind the clouds!”
「見てごらん、雲の後ろ(切れ目)から太陽が出て来るよ!」
↑この“coming out”は前後の文脈で太陽の事とわかる
例2:
“Does the sun come out tomorrow?”
「明日は晴れるかな?」(太陽が出て来る=晴れ)
先ほども申しましたように日本で「カミングアウト」は秘密を明かすという英語でも使われている表現をしているので勘違いした理由は理解出来ますが、「ソウルフード」など明らかに誤用しているものもあるのでぜひ今一度日本で使われているカタカナ英語を見直していただきたいです。
そしてアメリカ人も“futon”や“Kamikaze”など、本当にその使い方が合っているのか私は投げかけていきたいです。
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Have a wonderful morning