スケルトンの理由
先日、リフォームコンパス東京表参道店でリモートのご相談を承りました。
リモート相談のご予約からでしたので、まずはお考えの内容など、お話を伺うことになりました。
K様はご夫婦でマンションにお住まいで、スケルトンリフォームをご希望でした。
特に断熱や結露対策、そして室内の段差を解消したいとのお考えで、
実は以前に複数の大手の会社にご相談をされたことがあったそうです。
娘さんがお勤めの会社の会社提携での紹介だった様ですが、
その際は全体的に高いと感じられたとのことでした。
通常、マンションのスケルトンリフォームの場合には、間取りを大幅に変更したり、
お好みの住まい方に合わせるようなリフォームを望まれるケースが多く、
そのために下地から全てやりかえる「スケルトン」を希望されることがあるのですが、
K様の場合には、実はそこに大きな違いがありました。
実は鉄筋コンクリート造のマンションにも構造的に種類があり、
K様のお家は壁構造と呼ばれる建物だということでした。
一般的なラーメン構造と呼ばれる建物の場合、柱と梁で構造が構成されており、
占有部の中のお部屋間の壁には、耐力が一切計算されない「間仕切り壁」が設置されます。
ところがK様のお家の場合、お部屋間の壁もコンクリートでできており、
それを撤去することができない造りになっていたのです。
間取りが大きく変えられない中でのスケルトンリフォームは、
どうしても割高に感じられるかもしれませんね。
そういう意味では、大手会社に限らず、様々な会社から提案を聞いていただきながら、
ご判断いただくのが最も良いように思われました。
この日は一旦会社を選定し、報告書をお送りさせていただくことにしてご相談を終えましたが、
その後K様からは、3社の紹介をご依頼いただくことができました。
ぜひじっくりとお話を聞いていただきながら、ご検討いただけたらと思います。
K様、ご相談ありがとうございました。
Kousuke Kitamura