カプサ
アッサラーム アレイクム。
ヨルダン南部の田舎で主婦をしてる佳子です。
最近、私の混ぜてなんやらするだけのお料理が大好評でしたので、
次は簡単且つ本格的な”鍋一つでできるアラブ料理”をご紹介いたしましょう。
道楽な主婦ならではですよ!
今回はサウジアラビア料理の「カプサ」です。
カブサ、カプセ、いろんな読み方がありますが、こちらではカプサとします。
ヨルダン南部は歴史的にも交通網上も、サウジと大変関係が深く、今でもデーツやスパイス、香水などはサウジの物がたくさんお店で売られています。
親戚にはサウジに嫁いだ方達が多く、メイドさんと毎年帰国される方もいます。
ベドウィン達は国境を行き来しながら放牧してるので、あまり国境と言うラインが意識されてないように感じます。
ここ住んでるマアーンと言う町はとても保守的でまるでサウジのようだと言われます。
昔はトルコ、ロシアなどからの巡礼者達がこの町で休憩していたメッカへの中継点でもありました。
そういう位置にあるのか、結婚式やパーティなどの大イベントにこのカプサの大皿がデーンと振る舞われる事が多々あります。
我が家の人気メニューの一つです。
トマト味の優しい味が食べやすく、オムライスの中のピラフのようです。
余れば是非オムライスやドリアにしてみてください。
これは日本人主婦のアイディアです!
(4-6人分)
〈材料〉
①バスマティ米 3合
②鶏肉モモ 4本
③玉ねぎ 大1個(線切り)
④にんにく 2片(みじん切り)
⑤サラダ油大さじ1、バター大さじ1
⑥トマトピューレ 大さじ4
⑦完熟トマト 1個(皮を剥きみじん切り)
⑧ミックススパイス 大さじ1
⑨塩 小さじ2-3
⑩スープストック 1個(出汁が効いていれば不要)
⑪水 約1リットル
⑫ナッツ類とパセリ(飾りつけ)
⑬ヨーグルト(添え用)
〈作り方〉
1-お米をとぎ浸水させる。
2-鍋にサラダ油とバターを熱し、玉ねぎとにんにくを入れ炒める。
3-そこへ鶏肉を入れ焦げ目がつくまで炒める。
4-トマトピューレとトマトも加えよく炒める。
水とスパイス、塩、スープストックを入れ、30分強めの火で煮る。
水分が足りなければ加える。
5-肉が柔らかくなればスープを味見し濃い目であればOK.
そこへお米を入れスープがお米より約2cm上にあるか確認する。
強火5分、中火10分(水分が無くなるまで)、弱火5分、火を消して蒸し5分で炊く。
途中焦げやすいので、時々底から混ぜる。
6-大皿に盛り、飾りつけとしてローストのナッツやパセリをふりかける。
ヨーグルトやサラダをお好みで添える。
出来上がり
このようにして完成です。