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【シンガポールからマラッカ旅行】渋滞、SA、渋滞、国境越え。

2018.03.07 05:48

旧正月3連休の最終日である日曜日に家路に着く日程だったので、道路の渋滞とイミグレの混雑は覚悟していました。そして実際やっぱり大変な帰宅となり、今後はもうこんな時期にシンガポールからマレーシアの国境を越えるのはやめておこう…と思った旅でしたが、次回もし行くときのために、反省点と改善点の備忘録を書いておきたいと思います。



★長距離バスについて


今回、初めてのマラッカ旅行へ行くに当たり、旧正月というピーク時だったため、JB⇔マラッカの長距離バスチケットが事前に完売する可能性が高いという話を聞いて、あらかじめネットで往復のバスチケットを購入。


どこのバス会社が良いかはわからず、とりあえずちょうど良い時間に出発するバスを予約して行き、往路はKKKL、復路はSKSというバス会社を利用。


往路のJBのGRABドライバーが言っていたとおり、大手のKKKLバスはとても良いバスで、一列3席、古い飛行機のビジネスクラスシートのような快適な乗り心地で、3時間半のドライブもラクラク。


一方、復路のSKSは小さなバス会社のようで、マラッカセントラル・バスターミナルのバス会社窓口も固定ではないようで、まずカウンターを探すのに苦労しました。色んな人に聞いても、聞くたびに違うカウンターナンバーを案内されるし、カウンターナンバーがとても小さく書かれていたのでなかなか見つけられず。不慣れな場合は、大手のメジャーなバス会社を選ぶとわかりやすいというのがよくわかった。


往路のKKKLの座席。フットレスト付きでかなりリクライニングできるので、ベッドのように倒して寝ている人も多かった。一列ごとの間隔が広いので、ギリギリまで倒してもそれほど圧迫感なし。


復路のSKSは、一列4席で、日本の学校の修学旅行や遠足に使われるようなタイプのバス。これで渋滞&SA休憩含めて4時間半のドライブはけっこうきつかった。次回マレーシアの長距離バスを利用するときには、一列3席タイプのバスを予約します。




★SA休憩について


長距離バスのSA休憩は、あらかじめ組み込まれているものではないらしい。今回は、私の隣に座っていたマレーシア人のおじさんが、途中でトイレに行きたくなったようで、立ち上がってドライバーのところまで歩いて行き、SA休憩をお願いしてくれた。


バスを出る時に、ドライバーが「20分休憩」と言ってくれたので、それを目安にバスへ戻った。色んなバスが停まるので、自分の乗っているバスの写真に撮ってから出ました。


日本のSAに似た雰囲気。レストラン、フードコート、お土産屋、トイレあり。


若い頃よくヨーロッパ観光ツアー旅行へ行きましたが、その時のバス移動では、SAと言ってもガソリンスタンドにちょっとした売店とトイレがあるだけで(しかもそのほとんどは詰まっていて)、大型観光バスの日本人客がぞろぞろと降りて行っても、はける場所がない!ということが多かったのですが、ここは色々と揃っていて便利なSAでした。


鯉の縁でもある土地なのかな?


フードコートで、夫はチキンライスのようなものを食べ、息子はQooを飲んでパンを食べた。


私はパン屋でエッグタルトを買い



コーヒーショップで、アイスのコピCを買った。


思ったよりも美味しい。このあとまだまだ長い渋滞だったので、ここで軽食をとっておいて良かった。




★マレーシアからシンガポールの出入国


ラーキンバスターミナルで長距離バスを降り、次にJBセントラル・チェックポイントへ向かうため、170番バスへ乗り換えるときに、シンガポール行きのタクシーの呼び込みがけっこういた。シンガポーリアンらしき若者たちが、わりとそのタクシーのほうに流れていったので、どうしようかと迷っているうちに170番バスが来て乗り込んだ。


ところがこの170番バスがかなり混雑していた上に、渋滞。息子はトランキ(子供用の乗れるスーツケース)に座っていたから良かったけれど、席がない身にはきつかった。


渋滞していたため、JBチェック・ポイントの手前でバスのドアが開き、そこからぞろぞろとチェックポイントへ歩いて向かう。


イミグレは全ての窓口が開いていたけれど、どこも長い行列。往路でも同じように行列していたけれど、わりとスムーズに進んでいたので、今回もそうだろうと思っていたら、一向に進まない。今から思えば、まったく周りの他の列を見ていなかったのだけど、ふと気づいたら、私たちが並んでいる列の前方がなにやらおかしいことに気付く。


なんと、隣の列と、最後に合流して1つの窓口を使っているではないか。。。。


他の列の倍の時間がかかっていた上に、その合流が、日本人のように各列から1組ずつ合流するなんて理屈は通るはずもなく、「こっちが本当の列だ!」と言って譲らない人もいる。私たちの前に入った若者カップルも、そんな感じで隣の列から3組くらい続けて入り込み、私や後ろの人々が「かわりばんこに合流しましょう」と言っても「こっちが本当の列だ。そっちは違うから出ていけ」と頑として受け付けず、自分の彼女の肩をしっかり抱いて「大丈夫だから、安心して」みたいに彼女を守っていた。こういう時に、世界では、日本人の生真面目な常識をみんなが守るのだという思い込みは通らないのだと実感する。


マレーシア側のイミグレには、列を管理・誘導するスタッフはいないように見えた。だからこういうことが起こる。前方の合流のイザコザを、列の後ろの人に伝えて1列に並ぶよう教えることもないから、延々この合流は続くのだろう。


1時間半かかってマレーシア側のイミグレを抜け、シンガポール側へ向かう160番、170番バスはわりとすぐに乗ることができた。バス乗り場で、さっきのカップルにまた遭遇したら、男はまた女の子の肩を抱いて私たちを警戒していた。あの男からしたら、私たちが野蛮人なのでしょう。


シンガポールのイミグレには、列を管理・誘導するスタッフが何人もいて、スムーズに通過。陸続きですぐ隣の国のイミグレでも、かなり違いがある。


そしてやはり、ラーキンバスターミナルで国境越えタクシーの呼び込みに乗るのが正解だったのかもしれないと思った。車のイミグレもかなり渋滞してはいたけれど、イミグレに並ぶ人数と車の台数を比べると、実はそうイミグレまでの時間は変わらないのかもしれない。なにより、子連れで荷物を持って歩いたりバスに乗ったりを繰り返すよりも、車に乗り続けていたほうがラクだったと思う。


今後、普段JBへ行くときにはバスを使っていくつもりだけれど。ピークシーズンのイミグレ通過は事情が違う気がした。


最後のほうには、「まだ家に着かない…」といって半べそで肩を落としていた息子を励ましながらイミグレを通過し、タクシー乗り場までは息子をトランキに乗せて、専用の紐で引っ張ってあげた(息子はラクで大喜び)。


日本にいたらまだ幼稚園生の息子には、疲れる移動だったな、、、と反省しつつ、ウッドランズチェックポイントからタクシーで家に帰ったのはもう日が暮れる頃だった。11時にマラッカのバスターミナルを出て、シンガポールの我が家に着いたのは19時過ぎ。


きっと息子はすぐにお風呂に入って寝てしまうだろうと思ったら、家に着いて、うどんを食べたらすっかり元気になり、TESCOで買ったリバーシで父と対戦してから寝た。子供は元気だなあ。。。



4泊5日のマラッカ旅行記、終了。弾丸でもない旅だったので、旅行記が長くなりました。


旧正月の混雑と渋滞のことばかり書いていると、疲れに行った旅行だったように見えてしまうかもしれないけれど


実際は、ほぼThe Majestic Malaccaでゆっくり過ごした、いい休暇になりました。