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歯の健康について、無頓着な日本。幸運なのか、はたまた災いなのか。

2018.03.06 13:16

歯の健康について、これまであまりに無頓着だった日本。


こんばんは。マネジメント歯科衛生士の辻村香恵です。


今でこそ「予防歯科」という言葉が当たり前のように使われるようになりましたが、約30年前までは歯科医療の世界に予防という考えはありませんでした。1970年代にスウェーデンで「歯は悪くなってから治療する」のではなく、「歯は悪くならないように予防する」重要性が世界で初めて打ち出されました。


あれから40年以上が経ち、スウェーデンでは子どもの時から歯の健康を守り育てていく生活習慣が定着し、今では年をとっても自分の歯は残せることを証明しています。


一方、日本で予防歯科という言葉が一般的になってきたのは2000年代に入ってからではないでしょうか?


私達も「予防歯科」の講義を受けるまでは、「歯は悪くなってから治療するもの」と教えられていたので、「歯が悪くならないように予防する」という発想はなかなか定着していませんでした。

歯科衛生士は、歯石がついていたらザッと歯石をとる。先生の治療の間の時間稼ぎみたいな風潮が、今も残っているかもしれませんが、10年以上前に私が、学校を卒業した時代には多かったです。

先生による治療の間、患者様をお待たせしてはいけない。ここまで歯医者も多くなかった時代。ほんとに歯医者は1〜2時間待ちとかも当たり前だったのではないでしょうか。


日本がスウェーデンより30年近くも遅れをとった背景には、治療重視の傾向があったとおもいます。 


患者様も、私達歯科に関わる大半の方たちも、虫歯になったら歯医者へという考え方が強かったと思います。

今も大半の方たちはそうなのでは•••


それはそうですよね。病院には、病院とは何か病気になってからでは、お世話にならないところですから。


このひとつの要因として、耕運な幸運な私達日本人には、病気になっても安く治療を受けられる国民皆保険制度(健康保険制度)の存在があります。

国民皆保険制度(健康保険制度)がないスウェーデンや米国では、悪くならないために定期的に歯科で歯のケアとクリーニングを受けている人がそれぞれ90%と80%いるのに対して、日本では未だにわずか2%しかいないのは、病気になっても安価に医療を受けられるため、歯についても「悪くなったら、治療すれば良い」「痛くなってから、歯医者に行けば良い」という風潮が完全に定着してしまっているからです。

ところが今後、健康保険制度における国からの支援、つまり医療分野における保険適用の範囲は、国の政策として更に縮小されることが予想されています。

どういうことか簡単に説明すると、これまでは国が保険適応として治療費の大部分を負担していてくれたので患者様は3,000円の負担で受けられていた治療が、近い将来にはもしかしたら10,000円を患者様が負担しないと同じ治療が受けられなくなる可能性があるということです。

また、生涯に使う医療費で考えた場合、悪くなってから治療するより悪くならないように予防する方が大幅に医療費を削減できることは世界的にも常識になっています。

どうか年とともに歯を失っていくことを決して当たり前だとは思わないで欲しいのです。


そして、どうか、歯のクリーニングへ。


健康になれば

医療費の削減につながり、また美しく楽しく生涯を謳歌できます。

 

弟と。いつも、笑いをありがとう。笑

最高な一日でした!