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Oimachi Act./おい街アクト

令和食文化問答 牛肉が食べたいのか?スキヤキもどきが食べたいのか?

2022.10.20 03:00

洋食と日本食の融合が成されたのは、一般庶民の間では大正後期になるようだ。

 

大正時代は混乱の食術の時代であった故に、料理人、料理家の類の人達の間には様々な論争があったと伝えられる。

 

料理に口うるさい人が多いのが、大正時代に良い暮らしをした人達の中に多い。

 

特徴づけるのが「スキヤキ」。

鍋将軍のような人がいて、手際良くスキヤキを作る。

牛の脂身を厚い鉄の鍋で充分に溶かして、牛肉を焼く。この時に砂糖、味噌、醤油で味付けをする。

正式には、この牛肉を最初に食べる。

牛肉を食べ終えたら、次はその汁を菜に浸して焼く、煮る。

 

手順はこうだ。

 

最初から菜を入れるのは邪道(?)らしい。

 

さて、「スキヤキ」。

 

この菜の中に白菜は入れるが、キャベツは入れるか?

キャベツは入れないのが正道。

 

新婚の夫婦。妻は秋田県の生まれ。秋田では「スキヤキ」の中にキャベツを入れた。

ところが夫は福岡の生まれ。

キャベツを入れる妻に対して呆れてしまった。

 

さて、次の話は会社が倒産したために貧しくなった家庭の話。

 

「スキヤキ」が食べたくなったオヤジ。牛肉を買う金がないので、羊の肉を買って「スキヤキ」を。

このオヤジ、羊の肉は嫌いではない。だから「スキヤキ」でも食べられる、と思い込んだのだろう。

 

ところが羊の肉の匂いは、「スキヤキ」には合わない。

子供ら、そして奥さんも一口食べて「オェ~!」。

 

責任をとってオヤジは半分その「スキヤキ」を平らげた。

 

「スキヤキ」の牛肉の代用にはならない羊、豚、馬の肉。鶏肉も。