愛しき身体

10年後、癌で死ぬかもしれないなんて、考えたことがなかった。

明日死ぬかもしれない。

そんな気持ちを抱きながら、生きてきたつもりだった。

だけどまだまだ、甘かったのだと思う。

毎日、死を意識しながら生きるなんて難しい。

それに、馬鹿げていると思う。

それでも言えることは、身体はひとつしかないということ。

いま、ここにいる私は、ここにしかいないということ。

そして実は最近、自分の手には追えない問題が多くて、キャパオーバーしています。

悲しいことは考えたくない。

大切な人には幸せでいてほしい。

それだけなのに、難しいです。