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yoyo

鎌倉殿の13人(第39回)

2022.10.17 15:28

昨日の鎌倉殿。実朝と泰時の関係はこのままふわっと終わらせるのかと思いきやストレートに描かれて、かつその描き方が新しくて唸る。時代劇の男色の描写ってこの時代は隠してなかったんですよ~ってのを伝えるためか不自然にオープンだったり、もしくは恋愛/性愛関係っぽいがただの主従関係に見えなくもないな……?というような曖昧な感じ(こっちのパターンだと思っていた)だったりする印象があるので、実朝が泰時に恋心を抱いているということをはっきり示した上でそれが自然に物語に組み込まれていてよかった。

実朝が泰時への恋心(嫉妬)をあらわにするシーンは実朝<義時の力関係を示すシーンへの導入になっていて必然性を感じたし、実朝の悩みや悲しみは「男を好きな男の悩み悲しみ」でなく「実朝の悩み悲しみ」として受け取れた。個人が尊重されつつ物語の流れの中で特別扱いされてないというか、特別じゃないけど特別というか……上手く言えないんだけれども……。それがすごく新しいと思った。

先週のトーク回で「泰時は最後の希望」みたいな話が出ていて、その希望は実朝の分も背負っているよね、というのが伝わってきて不穏だけれどもぐっとくる回だった。

というか義時怖すぎる!実朝暗殺までは義時と政子が実朝を支えて、なのに暗殺されて悲しみ!みたいな展開になるのかと思いきや!もう義時が実朝暗殺の黒幕だと言われても驚かんよ。。