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猫又【あびくん♀22歳】気まぐれ長生き猫日記

あびくんが、死にました。

2018.03.08 22:19

2018年3月9日。

午前6時すぎ。


あびくんが、死にました。


足元からケホケホいう音が聞こえて、

ガバッと起きてそこへ行くと、

あびくんがケホケホいっていて、

足が少しぬれていました。


少し苦しそうにして、

そして息をしなくなりました。


昨夜からおなかで息をするようにしていて、

様子はおかしかったのです。


たまに頭をなでると、

小さな音でゴロゴロいってくれました。


あれはきっと、

私のためだったのでしょう。


床で生き絶えたので、

ベッドの上にのせて、

タオルでくるんであげています。


すぐ横にあびくんはいるけれど、

もう息をしていません。


目が開いたままだったので、

今閉じてあげています。


だんだん冷たくなってきています。


だけど毛はまだふわふわで、

驚くほどかわいいままです。


見るたびに、かわいいと思い、

そんなあびがこのまま消えてしまうのかと思うと、

どうしようもない悲しみがこみ上げます。


だけど、とにかく、何度見ても、

あびくんはかわいいままです。


たとえ冷たくなっても、

かわいい顔で眠っています。


体を持ち上げると、

そのままの形で持ち上がります。


もう、くにゃっとした、

あのしなやかな体はありません。


よくこんなに長い間いっしょにいてくれたと、

よくこんなのに長い間生きてくれたと、

冷たくなった体をさわりながら、

感謝というか、

ありがとうという気持ちになります。


だけどやはり悲しい。

かわいい顔を見るたび、

ぶはっと泣けてきます。


あびくんので頭の上に、

私が使ったティッシュがたくさん置かれていて、

それがなぜか白い花束のように見えてきます。


メガネをしていないから、

そんなふうに見えるのかな。


ああ、鳥が鳴いている。

朝ですね。


強い風が吹いていて、

雨も降っているようです。


あびくんが死んでしまったこの日が、

こんな天気でよかった。


変に晴れていなくてよかった。


あ、耳だけはやわらかい。

いつもいつもさわっていたあびくんの耳。


さわるとあびくんは首をかしげて、

もっとさわってとしたもんだね。


もう動かないのか。

悲しいな。


涙が止まらないけど、

アッシュの時の突然の死とは違って、

ある程度覚悟はしていたから。


だけど思ってしまう。


私はこれからどうやって生きたらいいの?

だって帰ってもあびくん、いないんでしょう?


そんな質問は愚問だね。


あびくん、ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。


ありがとう。

ありがとう。


私、どうやって生きていけばいい?