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空の色と風の音

空色カフェ

2018.03.09 05:20

空の写真を撮りたいなら45度の角度。

そう教えてくれたのは恩師だった。

その時自分はどんな時でも、自分たちの真上にある時に青く、時に鼠色をした大きな蓋が同じ場所からでも角度によって色が違うことを知った。

自分が見てる空と、子供達が見る空は違うんだ。となりにいても、肩車をしてても。


いつかの月が綺麗な夜、

井之頭公園の橋の上から何度も何度もスマートフォンのシャッターを切った。

手に届きそうなまあるい月は手のひらの中で米粒みたいに小ちゃくて、品袖で、

君に送るのをやめたんだ。

家に帰って、その月がどんなに素晴らしかったかを晩酌をしながら話したっけ。

雲の流れ方や香ってくる春の匂い、目の前をいく人が連れてた犬の犬種まで。

君はふんふんと言いながら聴いてたけど、

どこまで伝わったんだか。(笑)


けど、米粒みたいな写真よりはきっと届いてたと思うんだ。君の心に。


写真にも映らないもの、同じ場所からでも違う色、そんなものも歌なら伝えられる気がした。

伝えるだけじゃなくて、受け取る側の頭の中で受け取った人がもう一色付け加えて育つ気がした。


空色カフェ。


スクール入って左手には座り心地が良いソファーと(結構奮発したんだ)常時5種類ほどのドリンクが楽しめる小さなカフェコーナーがある。


その日の気分でゆったりと。

街ゆく人を眺めたり、これから歌う歌に思いを巡らせたり。


空色カフェ。


そこは誰でも利用できるスペース。

歌い人も街の人も。


町リビング music school

空の色と風の音