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ラスヴェガス出身の4人組バンドでデビューした【Panic! at the Disco】の、テクノとエモが融合したような傑作デビュー盤!

2022.10.23 09:05

Cake『Fashion Nugget』

Bloc Party『Silent Alarm』

The Avalanches『Since I Left You』

Gotan Project『La Revancha del Tango』

Delphic『Acolyte』

Lemon Jelly 『Lost Horizons』

Massive Attack『Mezzanine』

Garbage『Version 2.0』



これまで、チェーン店時代に個人的に激押した我が名盤達を記憶と共に引っ張り出して、お店の脈略とは別にスポットで紹介してきました。

ほぼほぼ完売して来たので次の刺客を!



今回、おススメするテーマは

「エモとダンス」です。



Panic! at the Disco 

『A Fever You Can't Sweat Out』


皆さん聴いてました?


ラスヴェガス出身の4人組バンドでデビューしたPanic! at the Disco。

現在はヴォーカル Brendon Urieのソロ・プロジェクトとなり、どちらかと言うとポップ・シンガー色が強いイメージになっています。


そんなPanic! at the Discoのデビュー作は、All Time LowやThe Cab、Taking Back Sundayなどを手掛けた当時エモと言えばこの人、Matt Squireがプロデュース。

<Decaydance>と、Fall Out Boyなどリリースするレス・ザン・ジェイクのドラマー、ビニー・フィオレロらのレーベル<Fueled by Ramen>から2005年に共同でリリースされたました。


最初は、国内でもインディーからリリースされ音楽フリークの中で注目を浴びるも発売終了。

その後突如、メジャーレーベルから改めてリリース!

さらに人気も加速していきました。


制作時はThe Killersなどを意識していたようです。

特筆すべきは、「エモなダンスロック」と言われるもそのサウンドが想像以上にテクノ感強めなサウンドなところ。


全体的にはメロディアスなエモロックですが、曲の後半にはテクノ的なリズムが融合して疾走するような曲構成。

そのセンスが抜群です!


試しに聴いてみようと、曲のワンコーラスだけを聴くだけでは、この作品の良さを聴き逃してしまいます!



例えば、2曲目の「The Only Difference Between Martyrdom and Suicide Is Press Coverage」

導入こそアコギとエモなヴォーカルでメロディック・エモな始まりですが、間奏から突然入ってくるシンセと強めなビート。

間奏が終わっても、そのビートを引きずりながらラストまで疾走していくような楽曲。




こちらの「Camisado」も後半はピロピロシンセが入りまくりでドカドカと覚醒。

全体的に、音の抜き差しがエモくセンス抜群!



「Time To Dance」に関しては、そのタイトル通り初っ端から炸裂するダンスロック!



このアルバムは、テクノからピアノへラジオのチャンネルを変えるような「Intermission」を挟んで2部構成になっています。

前半は疾走するエモなダンスロックな楽曲が並び、後半は「サーカス」や「見世物小屋」的な雰囲気を感じさせる、ピアノやストリングスを多用する楽曲が並びます。



このアルバムからの唯一のMVがこちら。

大ヒットしたシングル曲「I Write Sins Not Tragedies」

まさに、ジャケットと相まってPanic! at the Discoのイメージはこんな世界観です。




そしてこちらもおススメ!「I Constantly Thank God For Esteban」

エモとアコギと疾走感は正義です。



そして、こちらが今作リリース時のデンバーでのライブ映像。

このライブでは Radiohead「Karma Police」と、The Smashing Pumpkins「Tonight, Tonight」のカヴァーを披露。

選曲も、らしい感じですね。



独特な長い曲名と独特な毒を含む歌詞は、是非お調べ下さい。




この後、2ndアルバム『Pretty. Odd.』をリリースしますがビートルズやビーチボーイズを意識したサウンドに激変しました。

その後も、メンバーの脱退などがあり今ではヴォーカルのBrendon Urieによるソロプロジェクトとなり、ポップシンガー的な立ち位置となり人気です。


デビュー時とは少し雰囲気も変わっているので、Panic! at the Discoの今作デビュー作を知らない方もいるのでは?


個人的には、デビュー作とは思えない楽曲の構成力が光る今作がおススメです!

是非聴いてみて下さいね!!





Panic! at the Disco 
『A Fever You Can't Sweat Out』





<これまで押して来た作品はこちら!>


在庫がまだあるものもありますので気になった方は是非!