第4話:「レバノン料理を楽しむ会」の立ち上げ
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シリーズ第4話は、いよいよ「レバノン料理を楽しむ会」の立ち上げについて!
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私は初対面の美穂先生に、「ファラフェルの作り方を教えてもらえませんか?」とお尋ねしました。
その頃までには、ファラフェル好きとたくさん知り合っていたこともあり、みんなを集めるので、ファラフェルの料理教室をやって欲しい!とお願いしたのです。美穂先生は、お役に立てるのであれば、と快諾してくださり、初めての料理教室を開催することになりました。
会には10名ほど集まり、ファラフェルを初めて聞く方もいらっしゃいましたが、そこにいた全員がファラフェルの美味しさに陥落しました。これが「レバノン料理を楽しむ会」のはじまりです。
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「また食べたい!」
「他のレバノン料理も食べてみたい!」
そんな嬉しいお声をいただき、次はもう少し大きい規模での料理教室を開催することになりました。
私は、美穂先生に教わった秘伝のレシピで、何度も何度もファラフェルを作ってみました。食べたい時にファラフェル を食べられる喜びは言葉にできません。作りおきをして、常に冷凍庫にストックし、夫のお弁当もファラフェルに。
「もっと美味しくできないか?」と、豆の配合を変えたり、日本のソースやケチャップ、醤油やマヨネーズをつけるなど、いろいろと試したのですが、やっぱり美穂先生のレシピには敵いませんでした。
ファラフェル はそのままでも美味しいのですが、ソースを付けると美味しさが倍増します。タヒニソースというレバノンのゴマを使ったソースが、これまた絶品。同じゴマが原料でも、日本にあるゴマペーストでは代用がききません。タヒニソースもファラフェル に並ぶ、私にとっては忘れられないレバノンの味です。
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料理教室を開催する傍ら、料理教室に参加してくださった方とのご縁から、特定の場所で「週末ファラフェルレストラン」をやっていたこともありました。
ファラフェル が好きすぎて
ファラフェル が食べたくて
ファラフェルの美味しさをみんなにも知って欲しくて
この気持ちだけで、お店をやるまでになったことには自分でも驚いています。
結局、週末ファラフェルレストランは私の妊娠を機に閉店。
料理教室はコロナが原因でお休みが続いています。
けれども、美穂先生はレバノン料理の発信をずっと続けていらっしゃいます。
目でも見ても美味しいレバノン料理、ぜひ先生のインスタとFBで楽しんでくださいませ。
(最終回へつづく)
文・写真:Beit Lebanon 田中有雅