【メディア掲載報告】TBSテレビ News23にて「働く天使ママ」を取り上げていただきました
2022年10月13日(木)、TBSテレビの報道番組News23にて「働く天使ママ」を取り上げていただきました。
「#天使ママ」「#働く天使ママ」のハッシュタグ(※1)について、iKizuku代表2人の経験や思いについて、先月横浜市で開催した座談会についてご紹介いただきました。
そして、座談会にご参加くださったお二人のご経験者にはインタビューにもご協力いただきました。
男性が9割を占める職場で働かれている女性からは、ご経験後の職場とのやりとりや休暇制度がないことへの思い、ご夫婦でご参加くださった男性からは、男性にも支援が必要であることをお話しくださいました。
経験者として声あげ現状を伝える必要があるとの思いから、勇気を出して出演くださったこと、大切なご経験とお気持ちをお聞かせくださったことに本当に感謝いたします。
Baby Loss Awareness Week中の放送であり、この啓発週間についても触れてくださいました。
小川キャスターの「まずは知ることから」という言葉。
私たちは、ペリネイタルロスがタブー視され、語られてこず、その心身への影響や、経験者が社会生活に戻っていく上での困難が知られていないことが問題だと思っています。
特に私たちは、働く女性が増える中で、これまで見落とされてきた「働きながらのペリネイタルロス」、ペリネイタルロス後の「職場復帰」という点を、個人の課題ではなく、社会的な課題として知っていただきたいと考えております。
ペリネイタルロスの頻度(※2)や辛さそのものは、働いているかどうかは関係ありません。しかし、働いている場合には、経験後の”短期間での職場復帰”という、「グリーフからの短期間での回復」を求められることになります。また経験者本人も周囲も知らないが故に、環境や周囲の人からの二次的な困難・傷つきを経験する場面が多くなる傾向にあると考えております。
ペリネイタルロスを無くすことも、その悲しみを無くすことはできません。しかし、社会や周囲が少しでも知ることで、経験者のその後の生活、社会復帰・職場復帰において、防げる・和らげられる困難や傷つきがあります。
社会全体をすぐに変えることは難しいですが、ある程度範囲もあり、組織的に・制度として対応が可能な「職場」だからできることもあるのではないでしょうか。
周囲の方を責めたいわけではありません。「知らない」だけだからです。
知ってもらうには、経験者が声を上げ伝えていくしかありません。
「まずは知って欲しい」
メディアでペリネイタルロス、各地の取り組みが取り上げられる機会が増えてきています。
私たちの伝え方もまだまだ未熟ですが、一過性に終わらないように、これからも皆さんと共に、取り組んで参りたいと思います。
放送の動画がTBSのサイトに掲載されていますのでぜひご覧ください。
※1:「#天使ママ」のハッシュタグに関する私たちの思いについては過去の記事(「天使ママ」という呼称について)をご参照ください。天使ママに代わる呼び名のアイディアがございましたらぜひお寄せください。
※2:働いている場合のペリネイタルロスの頻度は、働いていない場合のそれに比して多いという調査結果もありますが、初期の流産に関する公的なデータが整備されておらず、その確率については専門家や各機関の調査方法等により幅があること、働いている女性の妊娠出産年齢が高いという要素からその頻度が高まっている可能性もあるなど、「働いているからペリネイタルロスの確率が高い」とは現段階では言えないと考えております。