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K様ハチロク、4.5AGエンジン分解

2022.10.14 12:55

K様ハチロク、エンジン分解


先日降ろしたエンジン

補機類を取り外しエンジンスタンドへセット

補機類のゴム類、タイミングベルトは硬化してカチカチ

エンジン距離数云々ではなく長期不動からのエンジン再始動はかなりのリスクがありすので迷わずオーバーホールが必要です

過去に1度オーバーホールしてあるとのことだったので、スラッジから見てはあまり距離乗ってないのかなぁと


カムは当時定番の264°、256°仕様ですね


ヘッド降ろして

やはり距離走ってないですね

今は無きCAピストン

CA改4.5AGピストンも30年近いロングセラーピストンでしたねぇ

まぁ、令和の今でも流用ピストンに拘ってますけどね

市販品は誰にでも買えるけど、オリジナリティないでしょ

純正流用だってここまで出来るんだよって分かって欲しいし、それがウチの”味”だと思ってます



で、長期不動エンジンによくある症状

シリンダー側面の錆

ピストンがずっとこの位置で止まってるのでリング部分が錆びてしまいます

今回は軽傷ですが、酷い場合は動いた瞬間にリング折れなんてこともありますので長期不動エンジンの再始動は注意が必要です


因みに4番ピストンリングは錆で完全に固着してました


シリンダーは錆びてホーニングだけではクリアランス共に厳しそうなのでオーバーサイズピストンになりますね

今はしっかり83Φピストンでも、オーバーホール用にオーバーサイズピストン用意してます♪

今回は4スロ令和仕様エンジンに生まれ変わりますので追加工を施しながら部品洗浄して進めます