グリゴリとアヌンナキ
グリゴリ、エグリゴリ、ベネ・ハ=エロヒム
「見張る物(egrḗgoroi) 」という意味
リーダーは『シェムハザ(アザゼル、神の如き強者)』カナン人(古代パレスチナの住民)の神アシズ (Asiz) がルーツであると言われる。
グリゴリは20人程の天使の集団で、人間の娘を妻としてめとった。
その際禁じられた知識(剣、盾、胸当てなど武器の作り方や腕輪、眉毛の手入れの方法の仕方、呪術、薬草、占星術など)を地上の人間たちに教えた。
しかしそれによって男は武器で争うことを、女は化粧で男に媚を売ることを覚え争いと不秩序がはびこった。
さらにはグリゴリと人間の間に巨人(ネフィリム)が生まれ、地上の作物はおろか、鳥や獣、人間を食い尽くし、最後には巨人同士での共食いまで始めた。
神はそれを見かね、大洪水を起こし、グリゴリ達を堕天させた。
アヌンナキ
「天から降りてきた人々・五十柱の偉大なる小さな神々」という意味
主導者は『エンキ(エア)』アヌンナキ達が、シャパトゥ(サバト、安息日)にストライキを起こし、世界を維持する作業を続けることを拒んだとき、エンキは人間を作って作業をさせ、神々が働かなくともよいようにしたといわれている。
また違う文書では人間が野蛮で無法な生活をしていた時に海から現れ、手工業、耕作、文字、法律、建築、魔術を人間に教えたとされる。
古代シュメールの粘土板でのエンキ
ニビル星から金を求め他のアヌンナキ人と地球に来るも、労働が原因でアヌンナキ人達にストライキされる。悩んでいると猿人を発見し、「自分達のDNAを猿人に加えて働かせよう」と考える。
11の化物を作り出すも結果、雄と雌の人間を完成。
しかし上司から「命令違反だ!」とニビル星への帰還を余儀なくされる。
せめてもと知識と王政を教え、去って行った。
この2つの神の集団、共通点が結構あり
・空から来た
・知恵を授ける
・人間と配合する
・怒られて帰る
また、アヌンナキの一人「エンリル」が『フンババ』という巨人を生み出しています。
この巨人も「恐怖」「全悪」「あらゆる悪」と噂されるような存在で、この巨人はギルガメッシュ叙事詩のギルガメッシュとエンキドゥが倒しました。