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「がんと生きる 言葉の処方箋」

がん哲学外来カフェ 取材日記0306

2018.03.10 01:32

「万座温泉 日進館」


万座温泉郷は海抜1800メートルというとても高い山並みにあります。その中でもこの「日進館」は一番の高地に位置しています。万座では一番古い温泉旅館ですが、なぜかモダンで暖かい雰囲気のある館内。


湯治場と言う言葉がある事は知っていましたが、まさにここはその言葉通りでした。東京からだけでなく、地元群馬や長野の方々が1日中浴衣で過ごし、何度も湯に浸かり身体を癒す。何とも言えない安らぎ感が館内を満たしています。一回の宿泊で9回も湯に浸かる人もいらっしゃいました。


昔から温泉の効能については知られています。浴場の壁に効能が貼ってある事はみなさんご存知でしょう。

 

そこに一縷の望みを託して通ってくる人の中にがんを罹患されている方もいらっしゃいます。予後治療のために訪れる方も多いと思います。源泉の秘湯に体をあずけて過ごす時間がどんなにかその人の体と心をいやすことか。


ここに来れば必ずよくなる。

そう信じて訪れる。


この人の言葉を聞けば元気になる。

そう信じて話を聞きにくる。


この人に寄り添えば何かの力になれる。

そう信じて寄り添う。


がん哲学外来は、湯治場のようなものです。


がん哲学外来映画制作委員会プロデューサー 青柳志保