押せないスイッチ。
Naoyaです。
すっかり肌寒くなりました。秋めいた涼しさです。
と言いたいところですが、先日の京都は暑かったのです。横浜を出発する際、肌寒かったのでセーターを持参しようかと考えたものの、滞在日数が少なかったので上着で対応しようと思ってセーターをやめました。で、京都駅で新幹線のドアが開いた瞬間、ムワッと暑さを感じたのです。セーターをやめて大正解。結局、滞在中の日中ほとんどは半袖で過ごしてました。そして、横浜に戻るとまた肌寒かったのです。寒暖の差が激しい時期こそ、体調管理が大切です。
今日は二十四節気の18番目、霜降です。稲を刈り取った田んぼに初霜が降りる時期という意味です。そして、今日から蠍座のシーズンになります。このくらいの肌寒さを感じると、蠍座のシーズンらしいなぁと思うのです。肌感で感じる空気や日没の時刻で、12星座を感じることも少なくありません。
今回の京都は2泊3日でした。これまで11泊だの12泊だのしていた自分にとっては、かなり短すぎる滞在なので、やりたいことの優先順位を考えつつ、ざっくりと絞り込んでおきました。今回の滞在の目的はふたつ。それだけやったら、あとはそのときの流れにまかせることにしました。元々きっちりと予定を決めるよりも、その場の流れで動く方が好きなのです。
京都でのある夜、タイ料理を食べに行きました。一緒に食事をすることになった知人と話していて、何が食べたいかを聞かれたのですが、知人からの提案でタイ料理ということに。
2013年からちょくちょく京都に行ってますが、いかにも観光客が食べるような京都っぽい料理を食べたことはほとんどありません。地元の人が行く店ばかりです。
タイ料理って意外なところからスイッチを押される感触があるんです。日本料理だとかイタリア料理では押せない感覚のスイッチ。もちろん、日本料理もイタリア料理も好きなのですが、食材や味つけを含め、タイ料理にはタイ料理でしか押せないスイッチがあるので、たまに食べたくなります。提案してくれた知人からは何が食べたいかを聞かれつつも、「今日は日本料理じゃない方がよさそう」と言われたのですが、それで大正解でした。予定調和じゃない刺激が必要なことを、知人は鋭く察知したのかもしれません。とてもおいしいタイ料理でした。
「食べる」って、とても大切な行為だと思ってます。何を食べるか、どこで食べるか、どんな風に食べるか、そして、誰と食べるか。食べ方によって、とてつもない喜びの時間になることもあります。僕が育った家庭では、食べることに喜びを感じるということも、食べることの大切さを感じることもできなかったのですが、大人になって京都に行くようになってから、食べることの大切さや喜びを改めて感じるようになりました。次回は友達が新たにオープンして、今回行くことのできなかった自家製ラビオリの店へ行く予定です。映画や音楽と同じく、食べものの話ができる人がとても大好きです。
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