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屋久島から考える世界遺産のジレンマ

2022.02.16 00:53

【世界遺産でもある屋久島の自然と絶景を守るため、今、何が必要でしょうか?】

【屋久島を守るのは誰か。今回は、少し真面目なおはなしです】

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今回のテーマは、「世界遺産と自然保護行政」という、

これまでの回とはまた違った切り口から屋久島を知り、

屋久島をはじめ、日本の、そして世界の自然保護の未来を考えるお話です。

1993年に日本で初の「世界遺産」の一つとして登録された屋久島。

樹齢千年を超える屋久杉や苔が繁茂する原生的な森林、

花崗岩が削られた渓流が織り成す絶景は、「森と水の芸術」であり、

島、そのものがミュージアムと言える「自然遺産」です。

そんな屋久島でここ近年問われてきたのが、観光振興と自然保護のバランスとジレンマ。

「世界遺産」に登録されたことで知名度が上がり、観光促進したポジティブな面と、

しかし、観光客のキャパシティが増えすぎて起こり始めた自然へのダメージ。

恵まれた自然環境を保護しながら、学びや体験もできる観光のあり方を目指す、

持続可能な「エコツーリズム」を推進する屋久島で、

自然と絶景を守るために、今、そしてこれから、私たちにできることとは?

観光と自然保護の両立を目指す道を、一緒に学んでみましょう。

今回の講師は、

世界遺産の保全管理や持続可能なエコツーリズムについて研究される、

九州大学アジア・オセアニア研究教育機構准教授の田中 俊徳さん。

「世界遺産」である屋久島の自然保護の現在と未来について、

お話していただきます。

題して、「屋久島から考える世界遺産のジレンマ」。

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【講師のプロフィール】

田中 俊徳(たなか としのり)さん

(九州大学アジア・オセアニア研究教育機構 准教授)

鹿児島県出身。

大阪大学で歴史学を学んだ後、京都大学大学院にて環境政策を専攻。

博士(地球環境学/京都大学)。

ユネスコ本部世界遺産センター研修員、

東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授などを経て現職。

専門は環境政策・ガバナンス論。

世界遺産や国立公園を対象に、自然の保護と利用の仕組みについて研究。

IUCN環境法委員会メンバー。

世界自然遺産『奄美・沖縄』観光管理タスクフォース委員等も務める。

おもな著書に、

『森のめぐみと生物文化多様性』(編著、森林文化協会、2017年)

『環境問題と法』(分担、法律文化社、2022年)

『日本における環境条約の国内実施』(分担、商事法務、2020年)

『ユネスコエコパーク』(分担、京都大学学術出版会、2019年)

『国立公園論』(分担、南方新社、2017年)

おもな連載に、

「国立公園行政史の研究」『國立公園』(自然公園財団、2017-2018年)

「自然環境政策の最先端を探る」『グリーン・パワー』(森林文化協会、2015-2017年)