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Michiko en México

リアルカーズ2(NASCAR観戦記その2)

2022.10.22 03:26

こんにちは。今回はNASCAR観戦記の第2弾です。

日曜日を迎えNASCARのトップドライバーたちが戦うCup Seriesの日です。

本日の最大の目的はメキシコ人ドライバーのダニエル・スアレスにサインを貰うことと彼との写真撮影です。

ガレージに着くとメカニックたちの出勤風景に出会いました。

一流のメカニック達がみんな仲良く出勤です(笑)11:00am頃に到着すればよいのでゴルフに行った来たと思われる人や釣り竿を持っている人までいました。


私たちも中に入ります。さすがはトップカテゴリー、前日より断然人が多いです。アメリカではNFLに次ぐ人気スポーツのNASCAR。親子で来ていたり、いい年したおっちゃんがダイキャストカーを大事そうに抱えて、お目当てのドライバーがいないかとキョロキョロしていたりと、NASCARの歴史を感じさせられます。一家3世代に渡るファンも珍しくありません。いい趣味やなーとしみじみ感じました。


私も例に漏れずダニエル君待ちです。

この度に新しく友人となったウォルターとダニエル君のホーラーで待ち伏せ中です(笑)彼には非常にお世話になりました。今度会うときは何かお土産を持っていこうと思います。

ダニエル君は忙しかった様で、なかなか現れませんでした。ウォルターは仕事で来ているので彼の仕事を手伝い(邪魔?笑)をしつつ、あっち行ったりこっち行ったり。

ガレージでは車の最終調整中です。みんなめちゃくちゃ真剣に仕事しているのでズカズカと入っていくと怒られますが、ガレージ立ち入り許可がついているパスもあります。動画の車は2020年チャンピオンのチェイス・エリオットの車です。ガンダムのようなカラーリングでとても目立つ上に、速いです。さすがはチャンピオン経験者です。ちなみに2022年のチャンピオンになる可能性も、この記事を書いている時点ではあります。直近の走りは大人しいのですが、それがチャンピオンを虎視眈々と狙っているように思います。

私はダニエル君の車と写真を撮ってもらいました。今回のこのド派手なカラーリングは非常に気に入りました。レース中も一目でわかるくらい目立っていました。


Cup Seriesのレースの日だったので人はたくさんおり、色々な人が来ていました。

TVでのレース解説のためのレジェンドレーサーたちやゲストでトップガンマーヴェリックに出演した俳優など、その人たちには出会いませんでしたがファンからすると失神ものです。


ウォルターについてふらふらしていると、彼がひとりの女性と親しげに話し始め「写真、写真」と言われたのでとりあえず撮影してもらいました。

後から誰だったのか聞くと「ロス・チャスティンのかーちゃんだよ」と...ええええええ!!!

ロス・チャスティンはダニエル君のチームメイトです。彼の実家はフロリダでスイカ農家をしています。TVに映っていましたがめちゃくちゃでかい農場です。彼は「Watermelon man」と実況でも呼ばれ、親しまれています。彼はレースに勝つと車の上からスイカを地面に叩きつけるという日本でやると炎上しそうなパフォーマンスをします。いつか生で見てみたいですね。まぁ、最優先はダニエル君の勝利に立ち会いメキシコ国旗を振りながら叫ぶことです(笑)

このロス・チャスティンも今年のチャンピオンになる可能性を現時点で残しています。チェイス・エリオットとは対象的に直近の数レースはガンガン走っています。

彼は10/30のレースではとんでもないことをやってくれました(笑)チャンピオンになれる権利を持ったまま、次週の最終レースへ挑みます。とんでもないレースの様子は記事の最後でちょっと紹介します。


そんなこんなでダニエル君のホーラーに戻ります。

ダニエル君を待っていると誰かがふらっと来ました。友人が「パーカー!!??」といち早く反応。このパーカー・クリガーマンはNBCのレポーターでありNASCARドライバーでもあります。この間はTruck Seriesに出ていました。


そしてついに………

ダニエル君に対面です。スタート直前であまり時間がない中でヒーローカードにサインをしてもらい、写真まで撮ってもらいました。ありがとうダニエル。Oxxoで買ったメキシコのお菓子を半ば押しつけて(笑)、レースでの幸運を祈りました。メキシカンスイーツ攻撃は機会があれば続けていきたいです(笑)


さぁ、もうレースの開始時間です。

ダニエル君のピットを探します。

99番が青空に映えます。ダニエル君もいました。

アメリカ軍による国歌演奏も終了し、ドライバー達が車に乗り込みます。

NASCARにはドアがないので窓から乗り込みます。その後にヘルメットとハンドルを装着します。



レーススタートに備え観戦場所へ移動です。

ついでに写真も撮りまくりです(笑)ダニエルのTシャツがかっこいいですね。そこまで撮るかというくらい写真を撮ったのですが、当然全部はここに上げられません。

因みにこの記事の動画も、最後のスイカ君のもの以外はすべて私が撮ったものです。ここに載せるためだけにYoutubeにも上げています(笑)

後日、写真も動画もFBに上げれるものは上げておきます。(いくつかホーラーの中も見せて貰えて、写真も撮ってくれたけど、基本的に機密の場所なので写真はあげません)

今回はありがたいことにピットのスポンサーブースで観戦させてくれました。

なんとこの近さです!!

ただ、もしコントロールを失って突っ込んできた場合は非常に危険ですがその時はその時です(笑)

ちょっとだけレースの様子も見ましょう。

実際に見るともっと速いです。常に新幹線並みかそれ以上のスピードです。そんなものを操るなんて、尾形さんを始めやはりドライバーたちはすごいです。

私は常に興奮状態でした(笑)

そんな風にレースを見ているとスタッフに手招きをされます。

なんとピットブースの2階に上げてもらいました。気分はクルーチーフです(笑)

モニターも駆使してレース展開を見守ります。

友人によると「TMSはあまりトラブルが起きない傾向にあるから、退屈なレースになるかもしれない」とのことでしたが、色々起きました(笑)これでもかっていうくらい起きました。


・クラッシュやスピンの多発でコーション(イエローフラッグ)が16回

このコーションの中には、チェイス君のマシンがクラッシュ+炎上(本人は無事)、クラッシ        ュでコントロールを失ったマシンがピットの壁に激突(本人は打撲と脳震盪、レースには復 帰済み)、クラッシュしたドライバーが脳震盪でしばらく休養(11/6の最終戦で復帰)等の心配になるようなこともありましたが、重傷者等が出なかったのは幸いでした。


・雨で中断

NASCARはワイパーや灯火類がないので雨が降ったら基本的に中断です。激しい雨ではなかったのですが、中断が宣言されました。雨が通り過ぎた後に再開されたのでレース後半はナイトレースのようになっていました。


通常のレースは3時間ほどで終わるのですが、今回のTMSのレースは5時間超でした。

レンタカー返却時間や帰りのフライトもあったので雨での中断時に会場を後にしました。ピットを帰っている最中にダニエル君を再び発見、簡単に話して帽子にサインを貰うことができました。黒地に金色のサインはめちゃくちゃかっこいいです。

友人は2021年チャンピオンのカイル・ラーソンを見つけてパスにサインを貰っていました。彼はカイル・ミヤタ・ラーソンといい日系人として初のチャンピオンを獲得したドライバーです。NASCARのミヤタ君と覚えましょう。


これで人生初のレース生観戦は終了です。友人やウォルター、尾形さん、ドライバーやスタッフ達のおかげで贅沢すぎる経験ができました。アメリカ人に言ったら嫉妬で殴られそうなくらいの経験です(笑) 本当に感謝です。機会があればまた観戦に行きたいです。まぁ、すでに計画は立てていますが(笑)

元々モータースポーツ好きで日本ではマイナーなNASCARの存在も知っていました。今回の観戦で見事にどっぷりハマりました。この日以降は家でTVやストリーミングで観戦して一人でキャッキャッしています(笑)

サーキットを後にして空港のバーでビールを飲みながら写真を整理して余韻浸ります。この日以降は時々NASCARの夢も見ます(笑)


そしてなんと

TV中継に映っていました(笑)

Youtubeではレース直後にTV局の公式ハイライト、数日後にフルレース見ることができます。そこで最後まで見られなかった分を見るついでに自分を探してみました(笑)

クリップです。10秒ほど映り込んでいます(笑)



さて、長くなってしまったリアルカーズ体験を読んでくれてありがとうございます。またその内記事を書くのでよろしくお願いします。



ここから余談です。

これを書いている10/30日にスイカ君ことロス・チャスティンがとんでもないやらかしをしました。とりあえず映像を見てみましょう。

最終ラップで壁にガリガリアクセル全開です。これで10位から5位まで順位を上げました。11番の白い車は彼より4ついい順位でフィニッシュしないとチャンピオンになる権利を失います。しかし、この動きでその権利を死守どころか抜いてしまいました。文句なしに来週の最終戦にチャンピオン権利を持ったまま挑みます。

現場でもTVでもネットでも大騒ぎで1位の人より注目されているんちゃうかという位です。まるで一人だけ早送り、漫画か映画を見ているような感覚でした。実際に「ゲームのような動き」「クレイジーだ」「ありえない」「NASCAR史上でも類を見ない」と各方面から賞賛の嵐です。ファステストラップが20秒前半の中、一人だけぶっちぎりの18秒台です(笑)プリウスミサイルならぬスイカミサイル(笑)

まさにリアルカーズ。

普通は壁に接触すると弾かれてスピンか車が壊れてしまいます。最後の賭けだとしてもあの選択をするのは普通じゃないと友人も言っていました。直近の数レースでは最も勢いのあるスイカ君。これは来週の最終レース、チャンピオン決定戦でも注目せざるを得ません。来週が非常に楽しみです。



ではまた。