国立西洋美術館 『アルチンボルト展』へ
お墓参りメインで、ついでに「国立西洋美術館 アルチンボルト展」へ。
春夏は外の気温よりも部屋の温度のほうが低いため、秋を感じにお墓参りへ行こうと思ったのですが、墓石の石の照り返しが岩盤浴状態に。だけど、時折吹く風はどことなく涼しくて、どこか旅行にでも来ているような気分になりました。
真夏はたくさんの親戚たちもあまりお墓に行かないようで、磨きどころ満載でした。水汲み5往復です。親戚が多いため、おじいちゃんがお墓を大きくしたそうで、気づけば柄杓を振り上げ、墓石に水ぶっかけるという動作をしている自分に笑えてきました。あの世には何も持っていくことはできないけれど、孫はこうして作業をしていることに。私が水を汲んでお墓のほうへ歩いていく少しの間にクロアゲハが飛んでいて、西洋では蝶はあの世の人が会いに来ているサインなんていうので、きっとおばあちゃんじゃないかとなんとなく思いました。お墓を後にしてからも、クロアゲハが私の前に現れて、50メーターくらい私を先導しているかのように飛んでいました。It's a sign!
ランチはいつもの上野公園内のレストランにて、夏野菜のペペロンチーノを。そのあと「アルチンボルド展」へ。
金曜日の昼下がりでしたが、かなりの混雑ぶりでした。アルチンボルド? 16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。 知りませんでしたが、この展覧会でよくわかりました。(笑)
今、スピリチャルカウンセラーと目には見えない法則を解き明かす『This is a sign EVENT』をやっていることとも重なりました。アルチンボルドの絵は、見ようと思わないと見えてこないサインがいっぱいあったからです。音声ガイドを借りたからわかったものの、そうでなければ気づかないことがいろいろとありました。
アルチンボルドは、植物や生物などをモティーフに肖像画を描いていた画家です。1枚の絵に80種類もの花々が描かれているのです。しかも1つ1つが鮮明に。生物学者ではないか? というくらい、花の種類も生物の種類も観察していて、それを絵に描き、しかも遠くから見ると人の顔みたいに見えるのです。絵の中には、年号や年齢、自分のサイン、その人への称賛なども密かに忍ばせています。これだけのことを一気に1枚の絵に集約してしまうなんて?! 度肝を抜かれました。「1枚の絵で自己紹介終わり」みたいなことになっているのです。この衝撃度合、マグリット展を思い出しました。
誰もがすっかりアルチンボルドファンになってしまい、売店は大混雑! 私は、来週の東京、大阪のEVENTで参加者の方にお出しする用の国立西洋美術館お土産のお菓子を購入したことで、買い物欲は達成されたので、何も買わずに済みましたが。こんなのありました。
シュールすぎる! 誰かにプレゼントしようかなと一瞬思いましたが、一歩間違えると誤解されそうです。(笑)
9月24日までのようです。これは、インスパイアされることをお勧めします! お墓参りついでのわりに、本日のメインの座を完全に奪われました。