谷川山系白毛門 雪洞キャンプ 03
雪洞で眠るに際に使い捨てカイロがとても大事です。出来れば多めに持っていきましょう。同行する人のために余裕があれば多めは役立ちます。
今回は事前打ち合わせで凍傷の話を聞いていました。人の体は血を大事なところに先にまわします。よって指先や足先から本能的に体が捨てていき、そのあたりから凍傷になるということです。私は眠る際、両足の足首に2つまずセットしました。つま先が靴をぬいだ18時頃にはかじかんでいました。靴下を履き替え2枚に重ねその間にカイロをはさみました。次に心臓部に1つ、首のうしろに一つ、おなかに1つ合計5つのカイロを付けました。もうひとつ腰の辺りに置きたかったですがテントまで追加を取りに戻る元気がなく、5つで寝袋に入り込みました。一度入り込むともう一度そこから出てきて靴を履いて外へ出ていくのは至難です。雪洞は天井も低いので天井にぶつかるたびに雪が比較的塊で落ち、それが床で水になるので出来れば動きたくありません。床は下から青いビニールシート、銀マット(銀面が上)、マット(リーダーにお借りしたありがたい1枚(本来自分で持っていかなくてはいけません)))、シュラフ(シュラフは最終的にシュラフごと丸っとビニール袋に入り込みます)です。
雪洞での寝心地についても書いておきます。テントよりおそらくはるかに暖かく、まわりの川や風の音を遮断し、それはそれは快適です。雪洞内のろうそくは手作りの燭台で貴重なものでした。いろいろ工夫の話は聞いたのですが上手に文字にできません。わたしの集中力不足ですが、備忘録で写真だけ載せておきます。写真では登山靴がそのまま置いてありますが、これはもちろん最後にビニール袋に丸っと入れ込んで寝ます。とにかく天井からのしずくから全てのものを守らなければならないので、ぬれて困るものは全て(つまり自分自身も含めて全て)、最後にビニールに入れ込まなければいけません。