自宅での練習①
先生のレッスンを受ける時、
「さて、じゃあ弾いてみましょう」
と始まり、先生が途中で止めてアドバイスされることがない限り、発表会さながら、頭からたとえ間違えても止まっても、ごまかしてでも?なんとかして1曲を最後まで弾いてみることがほとんどでしょう。
私も長年、先生に師事している経験から、数曲同時レッスンのため、短いレッスン時間に通して弾けるのは1回かせいぜい2回。長い曲になれば、通して弾くこともありません。
そして、部分的なアドバイスをいくつもいただいて、そこで何度かやってみる。やってみるけど、すぐにはできないことも多々。
私の先生は、楽譜にあまり記入されないので、アドバイスを全部しっかり覚えておいて、レッスンが終わってから忘れないうちにすぐ自分で書き入れます。←コレ大事。意外とすぐに忘れてしまうのです...。
さて、レッスン後に自宅で、楽譜を開いてどんな練習をしますか?
曲を最初からただ弾いて終わり~にしていませんか?
それだけでは、もったいないなぁ...
自宅での練習では、ほとんど先生の家のレッスンではしないようなことをたくさん試みてほしいなと思っています。
そりゃ、回数を弾くことに意味がない、とは言いません。
最終的には、いろんな弾き方の練習を含めて、どれだけ弾いてきたかってことに尽きる、とも思うからです。
けれども、何も考えずに通して弾くことだけを練習としていたら、だんだんとつまらないものにならないでしょうか。
様々な角度から見た練習をしてみることで、新たな発見があることもあります。
これは、導入期には導入期なりの、初中級でもそれぞれの練習の仕方があります。
例えば...
導入期の生徒さんでは、1曲を弾く時に、
しっかりその音を鳴らせる、指の形やタッチポイントに意識を傾ける、リズム感をもって演奏する、手を見ず音符を目で追って弾く、歌いながら弾いてみるなどなど.....もっといろいろあります。
どれに意識を持つかによって、たった1曲でこれだけの練習ができますね。
集中力があるときほど、効果アップ期待できますよ。