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パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ(略称:パケログ)

問題が起こったら手元の資料を確認しよう

2018.03.12 03:00

問題がありそうなゲーム関係の書籍が出てくると不買運動的な話が出てくることがありますが、そもそも本はすでに発売されているので、それならば所有した上で楽しんでこそコレクターの嗜み。

今回はそのあたりの楽しみ方の紹介をしていこうかと思います。



以前書いた「出版物におけるパッケージ写真の使用に思うこと」で、ちょっとした勘違いがありました。

とはいっても、全体の流れが変わるような大きなことではないので、「出版物におけるパッケージ写真の使用に思うこと」には特に手を入れません。

その代わりにここで『アウターワールド』の話について、ちょっとだけ広げて見てみます。




『懐かしパーフェクトガイドVol.2』の『アウターワールド』の写真が『スーパーファミコンクソゲー番付』の『アウターワールド』の写真と同じだから差し替えさせた話ですが、調べてみると、そもそも『スーパーファミコンクソゲー番付』で使用されている『アウターワールド』の写真自体が、この雑誌のために撮影された写真ではありませんでした。


ちょっとさかのぼるとですね……。


『懐かしスーパーファミコンパーフェクトガイド』という本があるのですが、この本の26ページに『アウターワールド』のパッケージ写真があります。

懐かしスーパーファミコンパーフェクトガイド (M.B.MOOK) 雑誌 – 2016/9/21』(Amazon)


どうやら、この写真が『スーパーファミコンクソゲー番付』の『アウターワールド』のページに使われているようです。

『スーパーファミコンクソゲー番付』のパッケージ写真を眺めてみると、他のゲームのパッケージは上が左側になるように傾けて撮影されているのに、『アウターワールド』だけは上が右側になるような写真が使われています。

上が左側になるということは左側面が見えるような構図になり、上が右側になるということは右側面が見えるようになるため、自然と写真の配置の仕方が変わり、パッ見判断できるかと思います。


なぜ、このような差し替えが行われたのか、その原因はわかりませんけど、とりあえず『スーパーファミコンクソゲー番付』の『アウターワールド』の写真自体が以前使われた写真の流用だったようです。

スーパーファミコンクソゲー番付 (マイウェイムック) ムック – 2017/5/13』(Amazon)


ちなみに、『スーパーファミコンクソゲー番付』に掲載されている『ラブクエスト』『おでかけレスター』『すーぱー忍者くん』『悪魔城ドラキュラXX』のパッケージやカートリッジについては、ボクは所有していないため、ファミコン芸人のフジタさんのモノを撮影しているのだと思います。

少なくともそう聞かされていました。

なので、それ以外のパッケージやカートリッジ、取扱説明書についてはすべてボクのモノが撮影されていると思っていたのですが、『アウターワールド』以外にも同様のやり方をされているモノもあるのかな……。


ひとまず話を戻すと、そもそもの『懐かしスーパーファミコンパーフェクトガイド』にボクは一切かかわっていないため、この雑誌に掲載されているパッケージがどのような形で撮影されたかわかりませんし、この『アウターワールド』の写真が『スーパーファミコンクソゲー番付』に流用されていることに対しても無断かどうかの判断もできません。

なぜ『スーパーファミコンクソゲー番付』で撮影した写真が使われなかったかという問題については、もしかしたら写真撮影で失敗したのかな?くらいの想像はできますが、それ以上のことは現状では判断しません。


なので、この『アウターワールド』の写真についての追及はここまででやめますが、そうなると『懐かしパーフェクトガイドVol.2』で差し替えられてしまった後のこの『アウターワールド』のパッケージ写真はどこから持ってきたの?という問題になります。

懐かしパーフェクトガイド Vol.2 発売30周年記念!俺たちのメガドライブ 雑誌 – 2018/1/11』(Amazon)


まぁ、正直ここから先の追及は難しいので、特に何もやらないのですが、少なくとも問題が発生したらすぐに差し替え対応をするだけの素材差し替えの流れができていることだけは確認できました。

指摘された問題が実は問題がないのに問題があると判断して差し替えたその対応力にも若干問題がありますし、なんとなくモヤっとした写真なので、元の写真の解像度がかなり低いのかな、と思ってみたりもしますけどね。




こんな感じで、問題に感じた書籍があった場合には、手元にきちんと書籍が揃っていれば比較して見てみることで新しい発見が得られる可能性があります。

最終的には、手元にある書籍とネットにすでにたくさん流れているパッケージ写真やブログなどと見比べていけば、もっと深い問題にも迫れるかもしれません。


コレクターの探求心というモノはいろんなところで活用できるので、皆さんも時間のある時に試してみてください。