GMM2022(グローバル責任者会議)
10月中旬、経営方針の浸透を図るため、4年ぶりにGMM(Global Management Meeting:グローバル責任者会議)を開催し、米州、欧州、アジアの各拠点から、拠点長とローカル幹部従業員に来日いただきました。
残念ながら、中国エリアは新型コロナの影響で移動制限があり、別途会議の場を設けることにしました。
会議は密にならないよう2班に分け、私もそれぞれの班の皆さんにメッセージを伝えました。
私からお伝えしたこと
今期は、中期経営ビジョン:22Vの最終年度にあたります。
その期間の大半を、コロナ禍でサプライチェーンが混乱する中、海外拠点で操業を維持し、改善に取り組んでいただいていることに感謝します。
皆さんが時代の変化に合わせ、事業構造を変革し、筋肉質な組織へと改善しつつあることにもお礼を申し上げます。
2022年度下半期はコロナ禍も収束が見えてきて、サプライチェーンの正常化が近づいています。この数年間の変革の成果を発揮するときであり、今一度、変化にしっかり対応し、高品質なモノづくりを一層強くお願いしたい。
そして、「今後、2029年の100周年を迎えるにあたって、次の100年も財務・非財務の両面から持続可能な企業であり続けるために、皆でシナジーを創出していきましょう」とお伝えしました。
当日は、できる限り、各海外拠点長から現地の状況を伺いました。欧米では、「感染対策をしつつ、ほぼ日常を取り戻し、業務に取り組んでいます」との声。変化に対して、スピーディーに対応してくれているなと感じました。
日本でもウィズコロナへ向けた、新しい生活様式の実践例などが発表されています。私たち製造業においては、テレワークが難しいモノづくりや物流工程での改善は、現地現物で対応することが重要です。コロナ前に戻すだけではなく、皆で知恵を出し合って、新しい方法を考えていってもらいたいと思います。
経営理念や経営方針、取り組むべき重要な経営課題などを共有し、グループ一体となって事業を推進していくことを改めて確認できた、有意義なGMMであったと思います。