③ 「隠れコンセプト」に観る北斎と「富士山の美」 富士山を演出する「隠れコンセプト」があることは、この番組を視聴して初めて知ったことである。ことの例えとして、葛飾北斎の「富嶽三十六景」ならぬ、「令和の東京スカイツリー三十六景」として例えたことは、言い得て妙であると感じた。 つまりは、東京都内、ないしは東京近郊から観ても、至る所からこの「東京スカイツリー」が、風景のワンシーンとして取り込まれるのである。 このように、「江戸」「東京」といったコンセプトを、ツリーそのものが体現していると言ってもいいほどに、「東京の風景に馴染んでいる存在」が、この塔であり建物である。