名古屋港シートレインランド

Zamperla／Family Gravity Coaster 80STD

　ザンペルラ製のファミリーコースター。サラマンダー伝説から出てきて見ると、ほぼ満員で動いていたので、どうせなら誰かと乗りたいと、スキップしながら向かっていき階段に並ぶと、サッと潮が引くように誰もいなくなった（別に自分が悪いんじゃなく、それだけ人がいないってことだけど）。結局、1人で乗ることになってしまったが、スタッフの人がめちゃくちゃ親切だったので、変に気を使わなくて済んでよかった。写真もゆっくり撮らせてくれた。

　車両は2人乗りの6両編成。安全装置はT字のバーに加えて泉陽ベルトがあるので、少し大げさに感じる。コースは、巻き上げて右にドロップ、そのまま、1周小さく旋回して、駅舎に戻るという非常にシンプルなもの。これを2周する。このコースターの1番の特徴は巻き上げが早いことだと思う。おかげで、かなりテンポが良く、小さなファーストドロップも横に振られるような勢いがある。意外と楽しかったので、ニヤニヤしながら乗っていると、2回目の巻き上げのところで、近くを通りかかった2歳児ぐらいの男の子に凝視されてしまった。

　ブレーキが効きすぎるのか、乗り場に対して、1両分ぐらい早めに停車してしまうのが面白かった。前の運転の時も同じだったからデフォルトなのだろうか。スタッフの人がイネーブルボタンをガラガラと引っ張ってきて（上の写真にも写っている）、それを押しながら、車両をもう片方の手で押して、正しい位置まで調整するということをやっていた。マニアックな面白さはあるけど、それで大丈夫なのだろうかという疑問も少しある（笑）。

　ここからはあくまでも予測でしかないけど、このコースターはエキスポランドからの移設ではないかと思う。エキスポランドの閉園が2007年で、このコースターのオープンが2009年なので、ちょうどタイミングも合うし、量産型とはいえ、車両のデザインも色も一緒なので、気になるところ。もし、本当にそうならエキスポランド時代に見ていたもの（乗った記憶はないので）についに乗れたということになる、なんだか不思議な感覚だ。

B

シンプルな駅舎

105cm以上という基準は珍しい
コースターがキャラ化されているが可愛くない

うん、全然可愛くない

巻き上げ。こちらにも可愛くないキャラが

巻き上げはかなり早い

ファーストドロップ以降のコース

後半パートの近くには網が張られている
子どもの勇姿を撮りたい親にとっては残念なところ